皆さんこんにちは、枝と申します。
モンゴル料理が食べたい!という友人の熱い要望に応え、神楽坂にあります「草原の料理 スヨリト」へ行ってきました。
今回はそんなお話です。
スヨリトで馬乳酒を飲む。
「草原の料理 スヨリト」は本場の方が経営するモンゴル料理店。
筆者の持つモンゴルの知識は朝青龍かスーホの白い馬くらいしかないのでどんな料理が出てくるのかワクワクしながらの訪問です。
最初に届きましたのはモンゴルの伝統的なお酒である馬乳酒。
口を近づけた時に感じるのは生クリームのように「乳」を感じるリッチな香りなのですが、口に含むと一気にアルコールのカっとした感じが喉を伝わっていきます。しかし後味はジャージーのヨーグルトを食べた後かのようなスッとしたまろやかさがあり、非常に面白い飲み物でした。
ちなみに本来の馬乳酒はアルコール度数1~2%だそうですが、ここのは馬乳酒を蒸留して作った馬乳酒らしく、一説では度数が38%とかあるみたいです。
お通しの前にそんなもん飲ますな。
モンゴルの スパイス香る 羊肉(575)
次に来たのはモンゴルの餃子、バンシです。
餃子の餡(というか餡に入る薬味)を選ぶことが出来たので、今回はセロリを選択しました。
日本で親しまれている餃子に比べると皮が分厚く、中の羊肉も挽肉というよりは粗みじんくらいのサイズなので、一個でもかなりの食べ応えがあります。
うまい。
これはなんかミートパイと書いてあったやつ(雑)です。
ネギだか白菜だかといった野菜がたっぷり入っているのであっさりしています。が、そこはしっかりミートパイ。餃子に負けず劣らず羊の主張もあり満足度は抜群です。
とか言っているとお通しのラム肉串が来ました。
こいつはタマリスク(赤柳)とかいう赤くてゴツイ枝に刺さっており見た目に迫力があります。これにはエンティティもニッコリでしょう。
クミンのしっかりと効いたスパイスで味付けがされており、噛みしめると羊肉の少し乳臭い旨味が口を満たしてくれます。
この旨味こそ羊肉を食べる意義と言っても良いですよね。
血のソーセージとかも頼んでみました。
とにかくクミンの主張が強いもんですから、あまり血で出来ているような味は感じられず、普通に美味しく食べられましたよ。
ただ、このレバーっぽい食感は確かに人を選びそうです。あと見た目がうんこみたい
デカい寸胴で炊かれに炊かれ、羊のコラーゲンと旨味がたっぷり出たスープに、これまた羊肉でパッツパツになった餃子を入れた水餃子、バンシです(本日2回目)。
スープは塩と羊の出汁という極めてシンプルな味わいであり、羊の骨の髄から出たイノシン酸をじっくりと味わう事ができますよ。
そんな中に入れる餃子にはニラを選択しました。
結果として、ほっこりとしつつもパンチの効いた非常にユニークな水餃子が完成したと言えます。
最後に頼みましたのはケバブとメニューに記載されていたもの。
ピタパンっぽいふっくらした生地に、たっぷりの野菜とラム肉が詰め込まれているゴキゲンなお料理です。移動販売とかで見たらついつい買ってしまうタイプの料理ですね。
きゅうり、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、パクチーなどの色んな野菜と、やはりやたらデカい羊の肉がギッチリ詰め込まれています。
そしてパンに塗ってある味噌っぽいものが甘じょっぱくて最高。
元気の出てくる味でした。
おわりに
という訳で今回は、モンゴル料理を食べに神楽坂にあります「草原の料理 スヨリト」に行ってきました。
良質の羊肉を大量に摂取したいときはぜひ訪れてみてください。
そして馬乳酒の意味不明さに驚いてください。
マジで一瞬脳みそがクリスマスになるので。