中野「マグロマート」で真のマグロを知る。

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枝と申します。

早速ですが皆さん、マグロという魚はお好きでしょうか。

私は大好きです。

寿司や刺身の画像で主人公の様な顔をして映っているマグロは、魚類の中でもトップクラスの知名度を誇り、その上めちゃくちゃ美味しいと来たもんですから、国内外を問わず非常に高い人気がありますよね。

泳ぐのをやめると死ぬとかいうギャグみたいな性質を持っているとは到底思えません。

今回は、そんなマグロをとことん味わい尽くせるというお店、中野にあります「マグロマート」に行ってきました。

マグロの聖地は中野にあり

マグロの聖地こと「マグロマート」は中野駅から歩いて程ない所にあります。

何だかゴキゲンな飲み屋街の角にありますので、行き過ぎないようにお気を付けください。

素朴なネオン看板がとてもかわいいですね~

中野ブロードウェイ、意味不明過ぎる

なお、近くにはかの有名な中野ブロードウェイがあり、暇つぶしにはうってつけ。

ちなみにこの中野ブロードウェイとかいう場所は

1000万円クラスの時計屋が多数あるテナントを "時を司る集団" ことまんだらけが占領しており、その隙間にフィギュア屋、ドール屋、書籍屋、模型屋、エログッズ屋、メイド喫茶、レトロゲーセンなどが入っている

という極めてカオスな構造をしています。

この混沌の中に楽器屋が無いのは相当意味不明ですが、アーケード筐体のティンクルスタースプライツを拝むことができたので許してあげることにしました。

オタクコレクションアイテムを求める方は是非徘徊してみてはいかがでしょうか。女神転生のダンジョンみたいで楽しいので。

マグロマート、予約は一ヶ月からしておくべし。

中野ブロードウェイの話はそこそこにしまして、今回のメインであるマグロマートについてお話していきます。

が、まず前提として、マグロマートは一ヶ月前から予約しないと入れない超人気店です。

この記事を書いている5月30日時点で、19時30分の予約枠は6月30日まで全て埋まっておりました。

マグロの道を歩みたければ、まずは気合を入れて予約してください。

ちなみに今回は友達が予約してくれました(カス

マグロ、マグロ、マグロ。

そんな予約の壁さえ乗り越えてしまえば、待っているのはマグロで形成された聖域─サンクチュアリ─です。

背びれに近い部分を使ったマグロユッケはクニクニとした食感が牛や馬のそれとほぼ同じであり、赤身のさっぱりとした旨味が感じられる逸品。

ヒレカマの煮つけは普段あまり食べない赤身魚の煮物という事で、針生姜と共に美味しく頂きました。脂による物だけではない旨味が感じられる魚の煮物、とても不思議な体験でしたね。

写真左下はマグロのレア天ぷらです。レアに火を通したマグロはキュッと身が引き締まっており、噛みしめるたびにマグロの肉々しさを感じられました。周りに巻いてある大葉もアクセントとして◎。付け合わせの白海老とヤングコーンも嬉しいですね。

そして右下、生うにしょです。何これ?と思いつつ届くのを心待ちにしておりましたところ、「これはマグロにうにのソースをたっぷり絡め、そこにイクラとからすみをかけたものです!」という情報量の多い説明をされました。事実、とにかく味の情報量が多いこと多いこと。

高級食材も使いまくってるし減価償却が必要なのでは?

圧巻、感歎。マグロマート盛り。

こちらはマグロマート渾身の刺身盛り合わせであるマグロマート盛りです。

まず手前にありますのが炙り頬肉、そして右からアゴ肉、はちのこ(こめかみ)、脳天、赤身、中トロA、中トロBです。

中トロAと中トロB????

困惑しますよね。分かります。

実際に枝も「中トロが二回とかええんや……」と声に出てしまいましたから。

何はともあれ、マグロの希少部位を一挙に味わえる凄くお得な刺身盛り合わせという事はご理解いただけるでしょう。

ちなみに中トロBは、Aよりも大トロに近い部分だそうで。

醤油が小宇宙(コスモ)になるくらいの脂が乗っていました。

君は小宇宙を感じたことがあるか(マグロに)。

マグロの中落ちが持つエンターテイメント性にニッコリ

マグロマートと言えばこれ!という名物メニューがマグロの中落ちです。

骨にくっついた中落ちの部分を木のスプーンで削ぎながら食べるというメニューですね。

筋や繊維といった存在とは無縁のほろほろしたマグロ肉を、自分でこそぎ取るというエンターテイメント性は、他の居酒屋では摂取できない何らかのロマンがあります。

また、削ぎ取った中落ちは、一緒に提供される酢飯と海苔で手巻き寿司に進化させることも可能。マグロの旨味に負けないよう、しっかりめに酢が効いているシャリなのも最高ですね。

そして何より、これがコースの〆なのが我々の感動を誘いました。

マグロマート盛りで一回クライマックス来たのに、最後にこれが出てくるんだ……という。

この感動はエンドロール中にキャラクターを動かせるタイプのゲームに初めて出会った時の感動に似ているかもしれません。

まだ終わりじゃないんだ!というワクワクを駆り立てるあの感じに。

飲み物も凄いぞ!!!

と、ここまでマグロマートのマグロが如何に崇高かを熱く語ってきましたが、当然のようにドリンクメニューも極めてゴキゲンです。

写真は日本酒のマグロ出汁割り(温・冷)

日本酒を鮪節(まぐろぶし!)から取った出汁で割り、梅干しを沈めたなんかスゲェ美味い液体です。

米の甘味と鮪節の旨味が複雑に絡み合っているので、酒とスープの概念を反復横跳びしてるんですよね。この液体。温かい方はより日本酒の華やかさが際立っておりますので、お好みに合わせて注文すると良いでしょう。

あと日本酒モヒートも美味しかったです。写真は忘れました。

おわりに

という訳で今回は、中野にあります予約必須の超人気店「マグロマート」へ行ってきた話でした。

「マグロ」という魚の持つ主人公力を全身で感じることができますので、マグロへの愛が不確かになってきた際は是非予約してみてくださいね。

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