枝と申します。
早速ですが、卯月コウという配信者をご存じでしょうか?
ご存じでない方は是非見て頂きたい。何故なら彼の動画が非常に面白いからです。以下説明。
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陰キャの王、卯月コウ。
とりあえず本人がおすすめするこの動画。だいたいこれを見れば卯月コウがわかる。
爽やか系配信者とは程遠いこの質感。
挟まるGene's Rock A Byeのアカペラ(淫夢の動画でおなじみとなっている曲)、唐突に始まる妄想語り、やたら陰キャの生態に詳しい等々。。。
陰キャをよく知る陰キャ(卯月コウ)を見て楽しむ陰キャ(自分含むリスナー)という構図がこの質感の正体だと思います。
発想力と巻き込む力が凄い
「配信業界に巣食う闇、指示厨。」
から始まるこの動画は、そのタイトル通り「コメント欄に存在する指示厨に従ってシャドウバースをプレイする」という動画です。
この動画の何が凄いって「絶対にコメント欄が荒れる」ことが分かっている上で配信をしていることなんですよ。
実際に見て頂ければ分かると思いますが、コメント欄はここぞとばかりの指示厨で埋め尽くされています。そして少しでもミスをすれば「は?」「…すぞ」「カスがよ」といったコメントの雨あられ。
しかしそのコメントをも含めてエンターテイメントにできてしまうのは彼の実力に他なりません。
途中でモデレーター(管理者権限のようなもの)を視聴者に渡して1対1でのコミュニケーションを図ろうとするのも驚きの展開。
そういう風に「視聴者を巻き込みつつ配信を作る」のが卯月コウの才能だと思います。
黒歴史量産機
冒頭のカウントダウンネタ、マジで声出して笑いました。他にも「激辛ペヤング食べながらPUBGしてシャルル歌えば絶対にバズる」とかどういう生活をすれば思い浮かぶのか。
「思いつくけど絶対にやりたくない事」にも果敢に挑戦していく姿勢がいじらしいんですよね。こういうしょうもなさ、くだらなさ、バカさ、ウザさ、痛々しさが彼の素晴らしい点です。
そんな彼に対するリスナー(卯月軍団)のコメントもいちいち秀逸。
- 試食会で一口食べてみたけど微妙だったので一旦帰ったが 何故か忘れられず わざわざ買い直しに行く地元にしかない謎の特産品みたいだなお前な
- 高評価と低評価、両方押したい
- このコウが深淵を覗いてても、深淵はコウを直視できないだろうな
- 一口食べたら状態異常になりそう
- お前らこれくらいなら一口で食えるだろって思われてるのか
- なんか全体的にネバついてるの好き
- これが天才とバカの境界でバカの割合多めで反復横跳びする男か。
共感性羞恥が凄い人はキッツイと思いますけど。
居てほしくはないけど側に居てくれる
これは最近の動画ですが、テーマが尋常じゃ無く重い。
キョロ充グランプリと名付けられたこの動画は「陰キャにも陽キャにもなれないリスナーが卯月コウにそのエピソードを送る」というもの。
これがめちゃくちゃキツイ。具体的には言えないけどキツイ。自分の人生について今一度客観視させられます。
同じくグランプリ系列のこれもキツイ。
しかし。彼はこういったエピソードを見ても笑ったり晒し者にするのでは無く、共感して、彼の中でうまく咀嚼して、いろんな角度からその事象を見つめてくれるのです。
そういった意味でも彼はいつも私たち側に立ってくれている。それで救われているという人も数多くいるのでしょう。
できれば立って欲しくない瞬間も多いですけれど。
登録者数≠魅力。みんなに愛されている卯月コウ。
そんな彼のyoutube登録者数は12万人。にじさんじSeedsとしてのデビューですので2018/06/03からの数字ですね。(wikiより)
これはにじさんじ全体で59番目とそれほど奮っている訳ではありません。(公式サイト調べ)(2020年6月9日現在)
しかしながら彼の強烈な個性とその実力を評価している人物は数多くいます。上記の動画はその一例。
そしてVtuberを知らない皆さんに分かりやすい例で言えば、あのヨルシカの作曲&ギターであるn-buna(ナブナ)さんも卯月コウの配信をよく見ていると言っています。しかもメンバーシップ登録までしている徹底っぷり。
つまり、ヨルシカの素晴らしい音楽はこういった動画を土壌に生まれているという事ですよ。
あぁ、なんて偉大なんだ卯月コウ。
おわりに
以上が私の考える卯月コウの魅力でした。
卯月コウの中の人は二宮和也なのでは?という噂もありますが真相はいかに。
バズると廃れるコンテンツこと卯月コウの今後に期待です。