枝と申します。
歌ってみた動画を録音する際に気にしなければいけない事の一つ、それはズバリ録音環境です。録音環境にこだわれば最高品質の音源をMIX師さんに提出することができ、最終的な曲の完成度も大きく高まることでしょうからね。
そんな録音をする上で最も良い環境はもちろん音楽スタジオなのですが、スタジオに行くとなれば当然お金がかかってしまいますし、さらには立地な問題でスタジオに行けない人も中にはたくさんいることでしょう。
という訳で今回は、実際に枝が宅録で使っているクローゼットでの録音環境について紹介をしていきます。
あのAdoちゃんもクローゼット録音で大丈夫!って言ってるので安心してください。
目次
クローゼットで歌ってみたを録音してみる。
これが実際に私が使っているクローゼットでの録音風景です。
クローゼットの中にダンボールを放り込み、その上にノートパソコンやらオーディオインターフェースやらマイクやらを乗せて完成。
非常にシンプルですね。
具体的に使ってるものは上を参考にしてみてください。
この時に大事なのが服はハンガーなどで吊り下げたままにしておくことです。このかけっぱなしにしておいた「服」が重要な役割を果たすんですよ。
という話が以下に続きます。
クローゼット録音には吸音効果があります。
クローゼットで歌ってみたを録音する利点についてなのですが、一つ目はシンプルに音が漏れにくいという点です。具体的な吸音効果がどれくらいあるのかは分かりません。しかし今のところは夜中の3時に歌ってても怒られてません。まぁこれは隣人ガチャでSSRを引いているだけなんだと思います。
それに加えて、クローゼットで録音をした場合は中に入れてある服がリフレクションフィルターのように音を吸収してくれるんですよね。なので変な反響とかが録音時に入りにくいです。まぁこれはあくまでも「入りにくい」程度の話なんですけどね。
そんな訳で上に用意いたしましたのは実際にクローゼットで録音した「flos」の無編集生音源です。プロの耳にかかればダメな点も見つかるのでしょうけれど、少なくとも致命的な録音ミスや部屋鳴り、ノイズはありませんよね。
「家の中で最もデッドな音を録れる」という点においてもクローゼットは歌ってみたの録音にピッタリだと思われます。
クローゼット録音にはロマンがあります。
俺だけの / 私だけの秘密基地感があってすっごく楽しいです。
モチベーション大事。
クローゼット録音のデメリット
クローゼット録音、実際良いですしかなりおススメなんですが、一応デメリットもいくつかありますので紹介しておきます。まぁデメリットって言ってもそんなに重大な欠陥じゃありませんけどね。
・暑い
シンプルに暑いです。人2人が限界というクローゼットのドアを閉めて録音するので。通気性の「つ」の字もありません。
・ホコリとかが気になる
どうしても服からでたホコリとかが舞うのでハウスダストとかきつい人は無理かもしれません。かくいう私もちょっとだけ鼻が詰まります。何とかはなる範囲なのでアレですけど。
・完全な遮音は無理
完全に音を遮ることは不可能なので、少なからず音は漏れます。マジで広いウォークインクローゼットに服をかけまくった場合とかだったら大丈夫かもしれませんけどネ。
・座って歌うことになる
狭いスペースを上手く扱えば立って録音することも可能なのでしょうが、少なくとも私の家のクローゼットでは座った状態でしか録音できません。かの有名なGeroさんは「座ったままでは歌えない」という風におっしゃっていますし、これは人によっては致命的な問題になるかもしれませんね。
・録音風景がアレ
1人のときにしか録音しませんしドアも閉めるので大丈夫なんですが、少なくとも中は人には見せられない状態で録音することになります。
おわりに
そうして鼻を詰まらせながら人には見せられない姿で録音した歌がこの「flos」の歌ってみた動画。クローゼットで録音した割に、完成度には何の遜色もありませんよね。
という訳で今回はクローゼットで歌ってみたを録音する際の録音環境について解説、説明してみました。家の近くにスタジオが無い方やお金に余裕が無い方、あるいはAdoちゃんの真似をしたい方にオススメの録音方法ですよ。
再度にはなりますが使用機材はここに纏まっていますので、これもぜひ一度ご覧ください。