
枝と申します。
早速ですがこの記事をご覧になっている若手の皆さんは、会社の上司と「飲み会」に行ったことはあるでしょうか。飲み会、それは仕事でしか接点の無い上司と部下を親密にする社交の場でありながらも、一挙手一投足がなんとなくうっすら自分の評価に響く戦いの場でもあります。
どれだけ仕事ができても飲み会の立ち回りがカスであれば「あいつは飲み会の立ち回りがカスだからな……」という評価になってしまいますし、逆に言うと、飲み会で己の存在感を示すことさえできれば、仕事はある程度適当でも許されるということでもあるわけですね(しらんけど)。
という訳で今回は、そんな飲み会で上司に対して「こいつ、中々やりおるわ」と存在感をアピールできるメニューをいくつか選んでみました。飲み会を制す者は会社を制し、会社を制す者は生活を制します。諸葛亮が如き智略を張り巡らせ、上司に恐れられる人材になりましょう。
目次
飲み会で上司を威嚇できる飲み物
プレーン酎ハイ

飲み会で上司に一目置かれるためには、飲み物からこだわっていく必要があります。そこでオススメなのがプレーン酎ハイです。
プレーン酎ハイは文字通り味のついていないプレーンの酎ハイであり、いわば酒入りの炭酸水みたいなものです。おじさん達は若い者=甘い酒が好きという偏見を持っているので、味の無いプレーン酎ハイを飲んでいる若者を見ると脳がエラーを起こし、勝手にリスペクトを持って接してくれるようになるという訳ですね。
また、プレーン酎ハイはどんな料理にも合わせられる万能の飲み物なので、あらゆるお店・シチュエーションで頼めるのも良いポイント。「(コイツいつもそれしか頼んでないな……)」と思わせたらこちらの勝ちです。
金魚

もし店のメニューに存在していれば、金魚を頼むのも良いでしょう。
「金魚」とは焼酎をソーダや水で割ったものに、唐辛子と大葉を浮かべた見た目が涼やかな飲み物です。多くの店ではプレーン酎ハイに唐辛子と大葉を浮かべたものを金魚として提供しており、味はほぼプレーン酎ハイと変わりません。
まぁこれを頼む新卒がいたら社長の耳にまで入るくらいの話題になること間違いなしです(金魚とかいうお酒はかなりジジイの飲み物なので)。
「俺、何かやっちゃいましたか?」という顔をして、上司や同僚を恐怖のどん底に陥れましょう。
飲み会で上司を威嚇できる食べ物
ぬた

続いては上司を威嚇できる料理編です。
基本的な戦略としてはおばんざいじみた野菜の小鉢を頼むと上司は大層喜び、皆さんの評価が上がることと思います。なぜならおじさん達は揚げ物や肉をあまり食べられない虚弱な体質だからです。
そんなおじさん達にバカウケする料理の一つがぬたです。「ぬた」とは野菜や魚介類を酢味噌で和えたジジイ向けの食べ物で、飲み会の序盤~終盤まで常に活躍できる非常に強力なカードの一つとして古来より日本に名を残しています。居酒屋的お店であればメニューに組み込まれていることが多いですね。
唐揚げやフライドポテトといった若者向け料理を注文せず、真っ先にぬたを頼むという電光石火の戦略は、タイプを問わず多くの上司に刺さることと思いますよ。
わさび漬け系(長芋、茎わさびなど)
最近では多くのお店で取り入れられている印象を受けます、わさび漬け系の小鉢を頼むのも良いでしょう。
飲み会の進行度が進むと、酸味・辛み・苦味といったアホでも分かる味覚+歯ごたえという複合属性の料理が活躍するようになるので、そこを抑えに行けるわさび漬けで二手三手先を読める人材であることをアピールしていきましょう。
なすのお造り
なすのお造りは季節感がありつつも腹が全く膨れないので、おじさん達がなんやかんやで食べる物として上位の性能を有しています。テーブルに花を添えるアイテムとして、セカンダリ的に注文するのがおススメです。
みょうがのおかか和え
おじさん達は野菜のほかに薬味が大好きで仕方ありません。「そうめんは薬味を食べるもの」という話をしたら、向こう2時間半は共感を得られるくらいには薬味好きが多いです。
そんな薬味需要を満たせるのがみょうがという食べ物です。みょうがのおかか和えや甘酢漬けといった一品は、先述した苦味+酸味+歯ごたえを兼ね備えた料理ですので、飲み会後半の「もうそんなに量はいらないけど何かテーブルに欲しいよな~」の役割を完璧に果たしてくれることでしょう。
砂肝のポン酢和え・黒コショウ炒め
おじさん達は基本的に肉を食べられない軟弱物だと先述しましたが、そんな人たちでも好んで食べる肉の一つが砂肝です。脂らしい脂が殆どなく、かつ適度な歯ごたえがある砂肝は、飲み会の場にいる人が老若男女のどれに当てはまるかに問わず、とりあえずで頼んでおいて損はない存在です。
砂肝のアンチをしている人に出会ったことは無いので、ポン酢和えや黒コショウ炒めがメニューにあった際は率先して注文しておきましょう。
おわりに
という訳で今回は、飲み会で上司やおじさん達を怖がらせられる最強メニューを紹介しました。
これらの料理を率先して注文するようにすれば、若者とナメられることなく、むしろ計画性を持ってプロジェクトを支えることのできる若手人材として重宝されること間違いなしです。
桃太郎がきび団子で仲間を作るが如く、現代に生きる私たちはプレーン酎ハイとぬたで上司を仲間に引き入れ、金銀財宝を楽に手に入れられる土壌を育成しましょう。