枝と申します。
京都と言えば観光。観光と言えば清水寺か金閣寺。みたいなところがありますよね。
しかし私はわびさびを感じられる銀閣寺の方が好きなのでコロナの影響で観光客の少ない銀閣寺に行ってきました。ついでにハイキングがしたかったので大文字山にも行きました。
そしたら想像の500倍くらいきつくてマジでしんどかった。という話です。
目次
銀閣寺に行く
銀閣寺へ行くため、今出川通りを通る203番のバスで銀閣寺道というバス停に出発。今の時期はめちゃくちゃ暑いし湿度は高いしで快適とは言えませんね。
哲学の道の看板が見えたら大きい道に沿って進んでいきます。普段なら外国人の方や旅行の方で賑わっているんだろうなぁという道ですが、この日はとても空いていました。まぁド平日でしたしね。
銀閣寺へ続く坂道。本来ならもっと活気があるんでしょうねぇ。奥に行けば営業している店もありましたが、コロナの影響でシャッターを下ろしているお店が非常に多かったです。
そうこう言っている間に銀閣寺に到着。銀閣寺道から10分くらいですね。
この先で拝観料500円を払い、いざ観光。
砂盛り
入ってすぐには美しい砂盛りが。こちらのサイト曰く、2枚目の砂山が作られた意図は不明らしいです。それもまたわびさびですね(?)。
境内
銀閣寺の建築部分です。渋い木の色とガラスに反射する緑色がとてもわびさびですね。
護摩木で祈願をする場所にはやはりコロナウイルスの文字がありました。早く収束してほしいものです。
深い翠の数々
銀閣寺はなんといったって世界遺産ですからね。素人が写真をとっても美しく見えます。
雨上がりで苔も青々としていましたし、観光客が少ない影響で写真も撮り放題。杉の香りと喧騒から離れた山の音がとても心地よかったです。
大文字山に行く
銀閣寺を見終わった私たちはハイキングのために大文字山の登山ルートへ。
銀閣寺の案内図が見える位置で左折
↓
八神社の鳥居で右折
だいたいこの道順で大文字山入口の看板が見えてくると思います。
登山道へ
大文字山登山道も最初のうちはこのような舗装された道をまっすぐ進むだけです。ここから既に森のいい匂い。
道のすぐ横にはこのような小川が流れています。赤く変色した石や周囲に生い茂っている草木から年月の重なりが感じられますね。
このように湧水が流れ出ているところもありました。コップが用意してあるので飲めると判断(適当)。
そこそこ冷たくて、適度に苔の香りがして、信じられないくらい蚊が飛んでいます。わびさびですね。
想像以上にガチ登山
一本道の坂道を登り切れば、本当の大文字山登山ルートが顔を出します。
……この時は大文字山登山の事をハイキングかピクニックくらいに考えていたんですよね。京都に住んで長い人も「あんなん登山じゃないよw」って言ってたし。
そんな事前情報とは程遠く、登山ルートの階段はこのような感じの所がほとんどです。
場所によってはこのように階段か石かの「択」を迫られます。石は石で微妙に湿った上を歩かないといけないのでとても怖い。
ここも階段という概念が山に同化し溶け込んでしまっています。軽い散歩の気持ちだったんで靴もエアフォースワンとかいう舐めプでした。
その他にも急に「フリー登山」みたいな場所に出て来たり
法律に違反してるレベルで長い階段が出て来たり(まだ山頂には程遠い)、めちゃくちゃしんどかったです。誰だよハイキングとか言ったやつ
一眼レフも途中から荒ぶり始めてました。
この建築基準法に違反してそうなくらい長い階段が最後の難関だったように記憶しています。
たどり着く山頂(?)
そんな自然との闘いを制した先には素晴らしい景色がありました。
写真では伝わらないこの美しい景色。京都市内を一望できる高さというのは登山でもしない限りたどり着けませんからね。
広い下界を見渡すたびに「自分の足で自然に立ち向かい制覇したんだ」という思いが胸に広がりとても気持ちが良い。
街の喧騒も一切聞こえず、鳥と虫の声だけが聞こえてきます。
ここでおにぎり食べたかったなぁ。
死と隣り合わせの下山
さて、安全に下山するならば来た道を戻ればいいんですよ。それが一番普通だし賢い。
ところが私たちはバカなので「木刀を持ったおっさんがあっちから上がってきたしそこから下山しよう」というマジで意味の分からないことを決断してしまいました。実質わびさび。
その手始めがこの階段。これも写真では伝わらないんですが、冗談抜きに傾斜が45度くらいあります。
「一番後ろがこけたら皆死ぬな―w」とか言いながら歩いてましたが、マジで人が死ぬ角度と高さでした。
- 細い
- 狭い
- 道が分からない
- 急な傾斜
- 微妙に岩肌が濡れている
とガチの登山装備じゃないとダメなルートを通ってしまったんですよね。
「壁のロープを持ちながらじゃないと渡れない道」とかいう場所もあって本気で後悔しましね。しかも時間も18時近くで早く下りないとヤバかったですし。
なんせ道がヤバすぎて写真を撮る余裕が一切ありませんでした。わびもさびもねぇ。
これがその山道の出口。こんなとこ登らすな。
加えて知る事実
そんな過酷な登山を終えてから気づいた事実なんですが、私たちの登った場所は大文字山の山頂では無く大文字山の火床だったようです。
下山に使ったバカみたいな傾斜の階段が「大」の字の3画目ということで。
……つまりまだ上があるという事ですね。知らなかったよそんなこと。
おわりに
という訳で銀閣寺と大文字山登山の話でした。
銀閣寺はコロナの影響で観光客が少なく、写真を撮るにはうってつけです。
大文字山は初心者にもオススメ!😉とか書いてるし言われますけど、思ってるよりはガチで登山なので皆さんはお気を付けください。