ワニの脚を料理してたら世界で最初のレシピ考案者になっていた【つくれぽ】

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皆さんこんにちは、枝と申します。

早速ですが皆さんは「ワニ」という生き物をご存じでしょうか。

ワニは淡水域における食物連鎖の頂点に存在する最強の生物であり、人間をも襲う獰猛な動物です。

ワニが繰り出す「デスロール」は、自身の数倍もの体躯を持つ動物ですら仕留める最強の必殺技であり、その恐ろしさは多くの人々を恐怖させ、同時に魅了していますね。

 

えー、そんなワニが今、

まな板の上に居ます。

誕生日にワニが送られてきた

遡ること数日、事の起こりは私の誕生日でした。

仲の良いフォロワーが「ワニを送った!!」という旨のツイート(?)をしておりまして、何となくは察していたんです。

あぁ、きっとワニが送られてくるんだろうな、と。

そしたら本当にワニ(物理)が送られてきました

steamのゲーム送るノリでワニを送って来るやつがどこにいるんだという話ですが、ここにいましたね。

あと誕生日プレゼントがクエからのワニって何なんだ。

二文字の水生生物縛りなのか。

まな板の上のワニ(スタジオジ〇リ)

そんなこんなでワニを食べてみることになったというのが今日までの流れです。

では改めてワニの肉(後ろ足)を見て行きましょう。

冷凍便で届いたワニは真空パックに入っており、それから出した姿がこの写真になります。

動物園やカバンでしか見た事の無いワニの表皮は、食べ物であるという実感を一切湧かせません

さらにこのですよ。

ワニの武器と言えば牙の方でしょうけど、爪も十分すぎるくらいに迫力がありますよね。

だってこのまな板だけ世界観がモンハンでしたもん。

ワニを調理していこう

まぁそうは言っても、こいつは食材として家に届いていますので、食べてやるのが正しい向き合い方というものです。

不安や懸念は色々とありますが、ワニの調理に入っていきましょう。

 

ガタガタガタガタガタガタガタガタ

とにもかくにも、まずは可食部がどこなのかすら分かんねぇので、簡単に食べられそうな上側の身をパージします。

こういうぶっとい骨は間接の部分に包丁を入れると簡単に断ち切ることができますよ。

どうしてそんなことを知っていたのかは分かりませんが……

そうして上側の身を骨から外し、一口大の大きさにカットしたものがコチラ。

ここまでくるとビジュアルも鶏肉と変わりませんね。

また、独特の匂いなんかも意外とありませんでした。

何なら鶏肉の方が匂いきついかも。

骨を抜いた重さは200g弱。

スーパーとかで売ってるもも肉一枚は無いくらいですかね。

ワニの脚の丸焼きを作る

まずは時間のかかりそうなワニの脚の丸焼きを作っていきます。

これはオリーブオイルとステーキスパイスを塗り込み、それを豪快に焼くだけの料理ですね。

ワニにオリーブオイルを塗っている自分が余りにも面白過ぎた為、ひとりでゲラゲラ笑いながら作業をしていたことは内緒にしておいてください。

あとはスキレットにポーンって放り投げて料理終わり!

蓋をして弱火でじっくり火を通していきましょう。

今回はたまにひっくり返しながら20分くらい弱火で焼きました。

ただ、ワニの爪が邪魔で蓋を閉められないことがあるので気を付けてくださいね。

なんかめっちゃ怖いので。

もう一品作る。

それと並行してもう一品作っていきます。

以前から「ワニの味は鶏肉に近い」という噂をかねがね聞いていた為、オーソドックスな鶏料理の味付けをしてみることにしました。

まずは塩コショウで下味をつけ、フリーエントリーでフライパンにチャージ・イン。

じっくり火を通していきます。

炒めているうちにコラーゲン的なアレがアレしてきたので、キッチンペーパーでふき取るなどしました。

この辺はさすがに若干鶏肉と違いますね。

あとは日本人が大好きなしょうゆ、酒、みりん、砂糖とにんにく、バターを絡めて完成です!

ワニ料理を食べよう

という訳で完成した料理がこちら、ガリバタワニワニの脚の丸焼きです。

ワニ料理初心者ながら、特に苦労することなく作れたのが驚きでしたね。

まずはガリバタワニから食べていきましょう。

ガリバタワニを食べる

ガリバタワニ、めちゃくちゃ美味しいです。

食感は鶏の中でもせせりに近いぷりっとしたもので、それに加えてワニの強靭な筋繊維が噛み応えとしてアクセントにのっかっている感じ。

味わいは非常に淡白なもので、めちゃくちゃ奥の方に淡水魚などに見られる水っぽい味がするような気がしました。

しかし、嫌な臭みや不愉快な食感などは全くなく、これが普通に料理として出てきたら嚙み応えのある肉だな~くらいにしか思う事は無いでしょう。

 

それと「流石に誰かがやってるだろ!w」と思って料理名を検索してみたのですが、ヒット数はまさかの0でした。

つまり、ガリバタワニという料理を地球上で最初に生み出したのは私であるということです。

記念としてクックパッドにレシピを乗せておきました。

この世に生きた証を残し続けましょう。

ワニの脚の丸焼きを食べる

続いてはワニの脚の丸焼きを食べます。

………

……

どこから??????

と、思っていたんですが、じっくり火を通したことによって皮も柔らかくなっており、かなり簡単に剝がすことができるようになっていました。

指の先の方は流石に自主規制な見た目になったので割愛──

さて。

そうしてできたワニの脚の丸焼きのほぐし身、折角なので色々な調味料で食べてみました。

・わさび醤油
身が淡白なのでそんなに合わない。

・七味マヨ
マヨが強すぎる。

・スイートチリ
うまい。淡白な身に合っている。

・ポン酢
一番うまい。ワニに足りない旨味を補ってくれる。

こんな感じ。

おわりに

という訳で今回は、ワニの脚を調理して食べてみた話でした。

ビジュアルのえげつなさからは考えられないほど繊細な味わいなので、ぜひ皆さんもワニを食べてみてくださいね。

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