こんにちは枝と申します。
ストリートファイターシリーズにおいてコンパチ（互換性のある）キャラとして生まれ、時が経つにつれてそれぞれのキャラを確立していったリュウとケン。
スマブラにも仲良く参戦し、二人の関係性はもはやプリキュアといっても過言ではないほど、切っても切り離せないものとなっていますよね。
そんな一方、最新作のストリートファイター6においては、二人の性能差についての話題が常に絶えません。
試しに国内最高峰のSFL（ストリートファイターリーグ）を見てみると、1stステージ・2ndステージ通して、ケンを使用するプロは複数名いてもリュウの使用率はなんと０％のままなんですよね。
これにはきっと深い理由があるはずです。
という訳で今回は、スト6リュウとケンの性能差について自分なりに調査してみました。
何故プロリーグでケンは使われ、リュウは使われないのか。そして何故マゴやかずのこといったプロが配信でリュウを使うと大盛り上がりするのか。丁寧に確認していきましょう。
目次
リュウ vs ケン 通常技の性能
まずは通常技について。
使用頻度の高い中足に関して、ケンの発生は7f、リュウは8fです。ケンはせっかちですね。長さは数ドットレベルでリュウの方が長いらしいのですが、実戦においてはそれほど差を感じることは無いでしょう（有志の方による中足の調査）。ついでにケンの方が前歩きが速いとか言われたりしてますが、これは迷信っぽいのであまり気になさらぬよう。
次に大K。皆さんも両親の顔ほど見た光景だと思いますが、ケンの大Kはかなり長いので置き技に対して簡単にパニカンを取れます。そこからラッシュ奮迅竜巻とかで気付けば即画面端です。脳内リプレイ余裕です。ちなみにリュウはそんなことできません。実戦で立大K使うのってパナしとか投げ読んだ後のパニカン取る時だけかも……
大Pに関してはリュウの方が優秀と聞いたり聞かなかったり。実際リュウから大P取ったら集中おじさんしか残らないので、これはぜひとも誇って欲しいところですね。ただ、ケンの大Pも負けず劣らず持続や踏み込みが優秀なので容易に判定は付けられません。
通常技では無いのですが、ドライブラッシュの性能は言うまでもなくケンに軍配が上がります。ラッシュコパンで有利取った後、ケンなら投げもパナしもスカせます。走り込みが足りないぞリュウ！
リュウ vs ケン 必殺技の性能
ここをあんまり掘り下げてもあれなのでサクッと行きますが、波動拳はリュウの方が優秀とされているようです。リュウの方が全体フレームが2f短く、集中！すれば通常の弾を割れます。
ケンの昇龍拳は複数ヒットなので、その前に出している技やタイミングにもよりますが相手のドライブインパクトを割ることができます。リュウは一回ヒットなので割れません。
竜巻旋風脚も性能は違いますが、ケンには奮迅竜巻という狂気の技があるので比べる方が無粋でしょう。
リュウ vs ケン OD技の性能
ケンのOD波動は弾消しでパニカンヒットすれば画面中央からラッシュでコンボが可能です。そして相変わらず信じられないくらい運ばれます。弾の撃ち合いをしてると思ったら急に遠足が始まる訳です。リュウは画面端でなら昇龍とか足刀で拾えますが、当たると吹っ飛ぶので画面中央だと余り意味を為しませんね。
ケンのOD竜巻は前進するので端から抜ける時に使えるほか、技を出すタイミングをズらせば表裏の択を取れます。一方リュウのOD竜巻は動きませんので、空中で黄ばみながら回転するおじさんが爆誕します。ただ、リュウは画面端のOD竜巻で詐欺飛びに移行するコンボを作れます。用法・用量をよく考えて使いましょう。
ケンのOD昇龍には弾抜けがあり横の判定が非常に広いです。一方リュウのOD昇龍はリーチが短いので弾抜けには使えません。ただ実直に。
リュウ vs ケン SAの性能
ケンのSA3はカス当たりでもその後に昇龍で追撃可能です。一方のリュウは距離が開いていたり高さがズレてたりするとすぐ外れるのに追撃は不可能なので、ただの豪勢なガッツポーズと化します。
ケンのSA2はいわゆるSA！って感じで（？）、奮迅竜尾の後に疾風迅雷脚を叩きこまれる光景は流れる雲くらいよく目にします。リュウのSA2は溜めれば転がりダウンになるのでそこからコンボを繋げられます。が、溜めを作れる状況ってOD足刀か電刃ODハショウの後くらいなので使用頻度はかなり低いです。
ケンのSA1はお手軽に入れ替えが付きます。リュウの真空波動は集中！してると雷をまとってダメージが400ほど上がります。
リュウ vs ケン 運びの性能
ケンは奮迅竜巻がアホみたいに運べます。後ろ投げでもアホみたいに運べます。その上入れ替えの手段が非常に多いので、端性能へ持って行く性能は作中でも随一と言えましょう。
一方のリュウが運べる技は中竜巻なのですが、ざっくり画面の4分の1くらいしか運べません。足刀も距離は稼げますが起き攻めが付かないのでなんとも。ゲージで距離伸ばす方法もありますが、中足→キャンセルDR→2大P→大ハショウ→DR→大パン→大足刀→前ジャンプとかで4ゲージくらい使います。ドライブゲージ管理に苦労しちゃいますね。
リュウ vs ケン 入れ替えの性能
先述しましたが、ケンは奮迅竜尾でお手軽入れ替えが可能です。そこからは起き攻めが付きますし、SAも全種類繋がります。SA1のパナしでも入れ替え可能ですね。
リュウが入れ替えを行えるのは大竜巻です。その大竜巻は「ちょっと通り過ぎますよ～ｗ」って感じなので起き攻めは無しです。OD足刀を使った入れ替えもありますが、スタンダードキャラとは思えない難しさなので実用性はあまりないです。
リュウ vs ケン 分からん人間を固める性能
ケンは竜尾と迅雷の中下二択を擦り続けることにより、何も知らない初心者をリンチじみてボコボコに出来ます。BO後の迅雷なんかもっと悲惨です。
一方でリュウは硬派かつ実直なので、分からん人間を固められる手段はBO後の大ハショウくらいです。しかも普通にコパンで割り込めます。
リュウ vs ケン 道着の色
ケンの方が色が鮮やかで綺麗です。
リュウ vs ケン 火力
コンボ一回当たりの火力には目を見張るものがあるリュウ。実際窮地に陥ったリュウは、大P・4大P・大足刀・小昇龍・SA3という５品からなる簡単コンボで6607というヤバイ級の火力を出せます！コワイ！
ケンはリュウやマリーザのようにダメージを伸ばせるキャラではありませんが、運び性能、入れ替え性能、コンボ後の状況などが優秀なので、出来ることが多いんですよね。コンスタントにダメージを稼ぐというような感じでしょうか。
おわりに
という訳で今回は、ストリートファイター６におけるリュウとケンを徹底的に比較してみました。
しかし、時代は多様性の時代。ストリートファイター６だってみんな違ってみんな良いので、周りと比較して弱い所を探すだなんて無粋な事はやめましょう。
という訳でカプコンはリュウにハドゥーシュカとハドネジアを付けて平均的な性能にしましょう。
それではさようなら。
