【それいけ!】おススメのアンパンマン映画【アンパンマン】

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枝と申します。

たびたびTwitterでは「この幼児向けアニメが凄い!」という旨のツイートがバズることが有ります。プリキュアしかり、きかんしゃトーマスしかり、ドラえもんしかり。そしてアンパンマンもその中の一つとして外すことはできません。

アンパンマン映画はその対象を子供に向けているのみならず、大人が見てもメッセージ性をひしひしと感じる素晴らしい映画揃いなのです。

という訳で今回はその中の数作品をオススメのアンパンマン映画としてご紹介いたします。

キラキラ星の涙

記念すべき映画一作目です。

この作品でのちのアンパンマン映画のセオリーができたといっても過言ではないでしょう。

①ヒロインがアンパンマンに助けられる
②ばいきんまんが要らんことをして大ボスを起動する
③敵の大ボスが暴走、ヒロインの力を使いみんなでやっつける

この作品をお勧めする理由はメインキャラがほぼ出るという点にあります。あくまでおおよそですので、あかちゃんまんやクリームパンダなどはまだ出ません。しかし主要キャラのキャラソングもたくさん含まれていますのでアンパンマンの基礎を学べる一本と言えるでしょう。

アンパンマン号の火炎放射と大ボスであるどろんこ魔王の見た目がモルボルっぽくて怖いことが印象深いです。

ゆうれい船をやっつけろ!!

この作品の主軸はロールパンナとメロンパンナです。皆様ご存じだとは思いますが、ロールパンナが絡むとアンパンマンの映画はことごとく名作と化します。見どころは準レギュラーキャラであるドクターヒヤリ(cv千葉繁)のキャラの濃さとブラックロールパンナの活躍、そして姉妹愛ですね。

大雑把に言うとストーリーの中でロールパンナが闇堕ちするんですが、それがまぁハチャメチャに強い。アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマンのトリオを1人で相手にできる強さです。ロールパンナはロールリボンというアンパンマン界でも屈指のチート武器を持っていますしね。 ラボでばいきんまんとドクターヒヤリがロールパンナを闇堕ちさせるシーンはワクワクが止まりません。

正義の心を吸い取られ闇堕ち中。キカイダーみたいな設定。
闇堕ち後。めちゃくちゃカッコいい。

しかし最終的にロールパンナは正義の心を取り戻します。きっかけはメロンパンナとマリンの命の危機。ブラックロールパンナが登場するアンパンマンの映画では、闇堕ち姉妹愛が約束されているのです。故に名作揃い。

またこの作品はばいきんまんがジャムおじさんのパン工場にダイレクトアタックした数少ない映画でもあります。かしこい。

ナメクジを原料にしたおばけで爆撃し、パン工場を制圧。

勇気の花がひらくとき

これめっちゃおススメ!!!

「これがアンパンマンの本気か…」と唸ること間違いなしの名作です。

まずメインヒロインがかわいい。ツンデレだけどお姫様だから言葉遣いは丁寧で世間知らず。ヲタクが好きなやつですね。

寝起き

ヒロインであるキララ姫は「姫にふさわしい品格を」という日々の生活にうんざりし、ひょんな事件から城を抜け出します。そしてその放浪中アンパンマンに救われるのですが、その時なんとアンパンマンはキララ姫のご尊顔を見て赤面します。シリーズを通してもアンパンマンが赤面する数少ないシーンです。

他にも一緒に天の川に突っ込んで星まみれになりながら笑ったり、雷におびえるキララ姫をびしょ濡れになりながら助けに来たり…(助けに来たアンパンマンに対しても「来るのが遅すぎます」という100点満点の回答)

キララ姫「不思議…あなたの顔って、とてもあたたかい…」

アンパンマン「焼きたてだからね!」

こんな感じでこの作品は言葉遊びのレベルが高かったり、「間」が絶妙だったりするんですよね。他作品とは明らかに違う。アンパンマンのヒーローとしての姿がより強調して描かれているのも素晴らしい。

違うのはヒロインや構成だけじゃありません。この作品ではばいきんまんも一味違います

物語の序盤、ばいきんまんは「鉄の星」に不時着します。この鉄の星では鉄を生産しているのですが(まんま)、「鉄はもう時代遅れだし…」とやる気を失っている人もちらほら。

そんな中「鉄の王子様」に扮したばいきんまんは圧倒的カリスマ性で住民をまとめあげ、対アンパンマン用の特別兵器を作り上げさせるのです。

ばいきんまんの演説に鬨を上げる住民

作中の細やかな演出も含め盛り上がりも凄まじく、この作品のクライマックスで登場するアンパンチの演出はギガドリルブレイクに匹敵します。マジで。

中だるみもなく1時間の中で起承転結が完璧に出来ている本当に素晴らしい作品なので皆さん見ましょう。というか見ろ。

ロールとローラ うきぐも城のひみつ

この作品はロールパンナとローラ姫の百合です。(ド直球)

まずOPではアンパンマン達とばいきんまんがCGで戦います。といっても当時の技術力によるCGですけどね。そのOP後にアップになるのはなんとロールパンナ。ロールパンナは時空の歪みを発見し、迷うことなく中に飛び込んでいきます。

その先で見つけたのは雲に浮かぶお城とロールパンナの「良心」をつかさどるまごころ草の花畑でした。散策を続けているとロールパンナはヒロインであるローラ姫から声をかけられます。しかしその時のヒロインはマスク付きの作業着で巨大な歯車を坂の上に押し上げている途中。この時点で既に百合の波動を感じる。

ヒロインとのファーストコンタクト

坂から転がり落ちてくる巨大な歯車に轢かれそうになったローラ姫。それをロールパンナは助けるのですが、助けてもらった時のローラ姫のセリフが

「余計なことしやがって…」

という5億万点の返し。ローラ姫は男勝りでガサツな性格なんです。素晴らしいですね。

芸術的すぎるカット

そんなファーストコンタクトを経てから共同作業で機械を直すんですが、その作業の雰囲気が素晴らしいんですよ。 

そんな作業中、ロールパンナのリボンが千切れたのでローラ姫が自らの包帯を代わりに差し出すというシーンがあるんですが、これもめちゃくちゃ印象に残ります。

あまりにもカットが美しい。

他にもローラ姫の「何であたしに付き合うんだ?」という質問に対し「好きなんだ」と一言答えるロールパンナ。

他にも百合百合しい展開があります。自分たちの名を冠した曲を歌ったりしますし、お風呂シーンもあります。しかも2人だけのシーンが冒頭から10分以上ノーカットで続きます。百合の波動を感じます。

さっきから百合の話しかしてないですが、しっかり他にもこの映画独自のおススメポイントがあります。キーワードはやはり闇堕ち

おわりに

もっとたくさん作品を紹介するつもりが、つい熱が入って4作品しか書くことができませんでした。他にもまだまだお勧めの映画、お勧めの同時上映作品があるので時間を見つけ次第更新したいと思います。

百合闇堕ちツンデレ巨大メカ。日本国民はそれを幼少期から見ている訳ですから性癖がこじれてもおかしくはない。絶対的な正義の象徴であるアンパンマンと、そのアンパンマンを倒すことに生きる意味を持つばいきんまんの関係性もよく考えると凄まじいところがありますよね。

大人になってから気づく面白さも非常に数多くありますのでアンパンマンの映画は見るべきです。ぜひぜひ。

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