枝と申します。
皆さんは名古屋という場所を知っていますか?多くの方はご存じだと思いますが私もご存じです。
しかし、存じ上げているだけで行ったことは無かったんですよ。
というのはですね、周りの名古屋出身の友達に魅力を聞いても「これといったものない」「見る物は無い」「何もない」と無の存在だけを知らされるばかりであり、ハンチョウの3巻でも「名古屋について深く考えるのは良くない」と結論が出されていたから。
そう聞くとなかなか行こうという思いは出てきませんよね。
ところが京都から名古屋に行くバスって、今とんでもなく安くなっているんです。具体的な金額を言えばたった1400円です。Sサイズのピザ一枚我慢すれば名古屋に行けるんですよ。
という事を知った私は、その情報を知った翌週に名古屋へ行くことを決定。行ったら何とかなるだろう、何かしらはあるだろう、というノリです。名古屋に行けばフォロワーもいるし。
これが無計画な名古屋一人旅の始まりなのでした。
もちろん感染症予防対策はきっちり行った上で行ってますので安心してくださいね!
目次
京都駅発
という訳で出発地点は京都駅。高速バスに乗るのが初めてだったので乗り場が全然わからずちょっと焦りました。
めちゃくちゃ京都駅の目の前にあったんですけどね。
乗ったバスにはwifiとお手洗いがありました。
ただこのフリーwifiはマジで電波が弱く、Spotifyのストリーミング再生すらロクに出来ないレベル。メスガキに「ざぁこ♡」って罵られても仕方ないレベルでしたね。
最終的にはwifiを切って音楽を聴きながらお昼寝していましたし。
名古屋に着く。
かれこれ2時間ほどで名古屋に着弾。ほんとに京都と名古屋って近いんですね(最近まで東京くらい離れてると思ってた)。
計画も目的も一切無い今回の小旅行、どこにどう歩けば何にたどり着けるのかが全くわからなかったので、とりあえず駅を突っ切ってみます。
とりあえず前に進んでいったところ、いかにも都市っぽいところに到着。「これが名古屋かぁ」という感慨に浸りました。なおこの感慨に中身は一切無いです。
エヴァコラボのナナちゃん人形
折角ですし、ということで名古屋の名所であるナナちゃん人形を見物。シン・エヴァンゲリオン公開に合わせてかアスカのコスプレをしていました。
初めて見るナナちゃん人形だったのでちょっと怖かったです。
あとその当時は名前が分からなかったので「名古屋 でかい人形」というIQ2の検索ワードで場所を探しました。
ただその「名古屋 デカい人形」というワードはグーグルのサジェストにも出てきたので、同じような人が日本にはたくさんいるようですね。
日本の未来は明るいです。
モーニング喫茶リヨン
とりあえず名古屋に着いたものの少しお腹が空いていたので、駅から割と近くにあった「モーニング喫茶リヨン」に向かいました。
15時にモーニング……?と戸惑いつつもコーヒー&小倉トーストのセットを注文。なかなかイイですねこれ。ちょうどいいサイズ感と軽い味わいです。
オマケに豆菓子もついてきました。なんか嬉しい。
店内はタバコもOKなのでスーツ姿のサラリーマンや近所のおじいさんらしき人がゆっくりしていました。適度に放置される接客が、私のようなストレンジャーには心地よいですね。
名古屋を歩く。
お腹も膨れたところで時刻は15時半。チェックインするためにホテルの場所を確認したんですが、これがちょっとだけ現在地から遠かったんですよ。地下鉄2駅分。
ただ、普通に歩ける距離でしたし、名古屋の街を見たかったので歩くことにしました。
「みんな集まれ」というザイゴート(ニールブロムカンプ監督の短編ホラー映画に出てくる化け物)みたいな銅像や、
「ディストピア世界の幸せ」みたいな工事現場の衝立、
水水水水水水水水水水水水水コーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒー
っていうバカの作った自販機や、
明らかに面積の足りていない芝など、様々な名古屋っぽいものを見て楽しみましたよ。
他にもすぐクラクションを鳴らすおじさんとか、地下鉄の階段から聞こえてくる奇声とか、ヒッピーみたいな服を着たお兄さんたちとか、なんやかんや色々ありましたね。
大通り一回歩くだけでそんないっぱい起こることある?
就寝、格安ビジネスホテル……ッ!
そうして到着、格安ビジネスホテル。明らかに二人部屋なのに一泊4000円です。
……実はお恥ずかしいことに、一人でホテル取ってどっかに泊まるのってこれが初めてだったんですよね。なのでビジネスホテル程度でも自分は「なんかスゲー」っていう感情に。
そのため無意味にテレビで自販機の場所を確認するなどしました。なおこのページにこれ以上の情報は一切ありません。
無意味にベイビーメタルのライブ映像も見ましたね。無意味に。
晩ご飯、矢場とんへ
ホテルでダラダラしていると時間はもう夜。初めて名古屋に来たのでミーハーらしく矢場とんへと足を運びました。
ちなみに名古屋出身の友達は一回も行ったこと無いって言ってました。何それ。
メニューを渡され10分ほど待機。席に通されたと同時に、注文品であるわらじトンカツと豚汁が出てきました。素晴らしい采配。
人生初味噌カツの感想ですが、シンプルにめちゃくちゃ美味しかったです。
わらじトンカツは厚くてしっとり、そこに酸っぱめの味噌ダレが非常に良く合います。今回は半々(味噌ダレとソースが半々)で頼みましたので、味が濃くて飽きるという心配もいりません。
卓上調味料はからしとごまと一味唐辛子をご自由にと言う感じ。自分はからしが好きなのでからしを盛りつつカツを食べました。
ご飯はもっちりだけどコシがある絶妙な炊き具合でしたし、豚汁はカツの事を考えてか優しめの味付けで全体的なバランスが非常にヨシ。盛られたキャベツのほかにお漬物も2種類あるので、三角食べならぬ五角食べを展開することができます。
ご飯無くなるかな~くらいでお代わりを聞いてくださったのも非常に嬉しかったですね(空気伺いすぎて店員さん呼べないタイプなので)。
久しぶりに男子高校生みたいなご飯の食べ方をした気がします。
矢場とん、非常に良かった。
時短営業による悲しみ
せっかくお腹も膨れて元気になったところなんですが、時刻が8時ということで多くの居酒屋が閉まってしまいました。分かっていることではありましたが、これは残念でしたね~
味の濃い手羽先を食べながらお酒を飲んだりしたかったです。
そうもいかない私は素直にホテルへ帰り、一人でお酒を飲みました。
これでまだ9時になってないのが悲しさを加速させます。
ただここで良い意味での誤算が。
それはビジネスホテルの居心地が想像をはるか超えて良かったことです。
明るさ調整は手元で簡単にできますし、ベッドは広いですし、テレビにスマホをミラーリングできますし、空調も効いてますし。
そんな環境に甘えてyoutubeをダラダラ見ていたら、就寝時間が4時過ぎとかになりました。次の日モーニング行く予定なのに。
まぁ何はともあれ非常に楽しい1日目でした。
つづく
という事で名古屋一人旅の1日目でした。
2日目に続きます。