モンハン2(ドス)がシリーズ一のマゾゲーと言われている理由。

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枝と申します。

早速ですが、皆さんが最初に触れたモンハンシリーズはどの作品でしょうか?

多くの人は2ndGか3rdなのでは無いでしょうか。もちろんDSの一作、あるいはwiiの一作かもしれませんし、今は無きフロンティアの可能性もありますね。

ありとあらゆるプラットフォームで発売されているモンハンシリーズですが、そんな中で最も難しいと言われている作品がPS2で発売された「モンスターハンター2(ドス)」なんです。

という訳で今回は、モンハン2(ドス)が何故モンハンシリーズで一番難しいマゾゲーと言われているのかという理由について解説していきます。

村やシステム関連

初期に持っている物資が貧弱

まずゲーム開幕で所持している物について。

MH2GやMH3rdでは「マフモフシリーズ」「ユクモシリーズ」と言った初期装備一式と全種類の武器がアイテムボックスに入っていましたよね。これで新米ハンターは色々な武器の扱い方を覚える訳です。

さて、それに対しモンハンドスの主人公が最初に持っている物は

  • ハンターナイフ
  • 1500G

2つだけです。

貧弱というレベルではありません。

村がめちゃくちゃ不便

そんな主人公が暮らしていくジャンボ村なんですが、これがまためちゃくちゃに不便

例えばアイルーの道具屋さんですね。この道具屋、初期の段階では回復薬はおろか薬草すら売っていません

しかも「ポッケ農場」のような物も存在しませんので、必要なアイテムは基本全てクエスト内での調達になります。

昼夜季節の概念がある

では回復薬をどうやって手に入れるのでしょうか?その答えは「太陽草」と「アオキノコ」を現地調達して調合する他にありません。

調合する他に無いんですが、このモンハンドスには季節や時間という概念がありまして。

  • 繁殖期
  • 温暖期
  • 寒冷期

この3つの季節とそれぞれの昼・夜をサイクルに日常が進んでいくわけなんですよ。ただ、これがまためちゃくちゃアイテムの収集に影響してくる

例えば先ほど挙げた「太陽草」というアイテムですが、まずこれは昼でないと取れません。そして寒冷期は草が生えないので入手確率がめちゃくちゃに低くなります

極端な話、寒冷期の間で太陽草を取ることはほぼ不可能に近いということですね。

回復薬を回復薬グレートにしたいならハチミツを取らないといけないわけですが、このハチミツもやはり寒冷期には取れません。寒冷期は虫の死骸ばっかりが取れます。

そんな寒冷期を繁殖期に変えるためには家のベッドで寝る必要があるんですが、季節を変えるには800Gが必要。

イャンクック一匹倒して1200Gという事を考えれば、家で寝るだけの為にどれだけの費用を払わなければいけないかがよく分かります。

アイテムボックスがクッソ狭い

そんなこんなで色々と集めたアイテムなんですが、かなり頻繁に整理を強いられることになります。

なぜならモンハンドスのアイテムボックスは異常なまでに狭いからですね。

10×10=100マスというのは他のシリーズとも変わりが無いと思いますけれど、初期の状態ではなんと1ページしかありません

しかも他のシリーズと違って、モンハンドスでは所持できる数を1スタック=1マスとカウントしちゃうんです。つまり回復薬は10個で1マス使いますし、落とし穴なんかは1個で1マス使います。

このアイテムボックスの異常なまでの狭さが、数多くのハンターを苦しめる要因となっていたんですね。

調合の確率がカス

太陽草とアオキノコで回復薬を作り、火薬草とニトロダケで閃光玉を作り、、、と必死に手作りアイテムを増やさなければいけないこのゲーム。

残念ながらその調合成功確率もめちゃくちゃ低いです。

回復薬なんかは95%で作れますが、強走薬や鬼人薬、大樽爆弾や閃光玉なんかとなれば成功確率は75%65%が当たり前になります。普段使いするアイテムですらその成功確率ですからね。

そんな調合確率を上げるには「調合書①~⑤」というアイテムを買い(しかも)所持しておかなければいけないんですが、これもやはり1冊1冊がめちゃくちゃ高いしアイテムボックスで1マス使います

しかも⑤の効果を発動させるには①~④を持たなければいけないという至れり尽くせりっぷり。

めちゃくちゃ不便です。

武器、装備関連

オフラインだと切れ味が緑止まり

モンハンドスはシリーズで初めてオンラインプレイに対応した作品。ドンドルマの街を舞台にハンターライフを生きるという素晴らしいコンテンツなのですが、問題なのはジャンボ村を舞台としたオフラインプレイ時です。

何が問題か。

それはオフラインプレイだと「下位」のクエストしか受けられないことですね。上位クエストはオンライン専用なのだ!ミ☆

つまり装備も下位の物しか作れず、どの武器であれ最終的な切れ味は緑で止まってしまいます

これがめちゃくちゃに不便なんですよね。グラビモスとか腹下以外切れないですもん。

武器バランスが悪い

そうした切れ味の影響もあってか、モンハンドスで強いのは間違いなく片手剣とハンマーの二つです。というかなんならデスパライズが最強です。

これには先ほど述べた「切れ味ゲージ緑止まり問題」が関係しておりまして。

切れ味緑でグラビモスとかと戦わなければいけない状況下において、片手剣だけやたら切れ味補正が高く弾かれにくかったというのが大きな理由ですね。しかも手数が多いので麻痺も入りやすいという。

自分も初見プレイ時はこのデスパライズ一本でリオレイアからテオテスカトルまで倒した記憶があります(遠い目)

スキルの発動が難しい

モンハンドスにおいて防具のスキルは全然発動しません

  • そもそものスキルポイントがめちゃくちゃ低い
  • スロットの有る装備がめちゃくちゃ少ない
  • 装飾品を作るのがめちゃくちゃ難しい

というのが挙げられるでしょうか。シリーズ一式装備してようやく「攻撃+1」とか。

上位に行けばそれなりの装備もあったのかもしれませんが、オフラインプレイ時はシリーズ装備以外ありえないといっても過言ではありませんでした。

オトモなんていない

農場が無いのでお分かりだと思いますが、オトモアイルーなんてものの存在はありません。オフラインプレイ時のクエストでは常に己だけが武器です。

硬派、ストイック、漢らしさ。

モンハンドスにはそんな言葉が似合いますね。

モンスター関連

雑魚がめちゃくちゃ強い

  • ランゴスタ
  • ファンゴ
  • コンガ
  • ヤオザミ

こいつらはハンターが最初に向かうマップである「密林」の四天王です。

なんせシンプルに火力が高いんですよね。

ボスよりこいつらに殺された回数の方が多いまであります。

ボスがめちゃくちゃ硬い

そんな雑魚を避けつつ闘わなければいけないのが無限の体力を持つかのようにも見えるボスの数々。

ペイントボールの効果が切れようものならどこかで出会うまでマップを徘徊することになりますし、なんならどこかで勝手に回復してますし、と常に制限時間いっぱいでの狩猟が当たり前でした。

そういう意味でもグラビモスはめちゃくちゃ印象に残ってますね。戦いが長引けば長引くほどクーラードリンクは切れるわ砥石は減るわ潜ってどっか行くわ……

リオレウスと戦えるのは全クリア後

スマブラにも参加しているモンハンシリーズの顔、リオレウス。

モンハンドスにおいてリオレウスと戦うことができるのはなんとストーリークリア後という後半も後半になってからなんです。

しかもようやく戦える~!と思ってクエスト受けたら今度は延々と世界ツアーしてるんですけどね、リオレウス。

あとラージャンとかミラ系の敵は当然のようにオンライン専用です。悲しいね。

おわりに

そんな欠点だらけにも思えるモンハンドスですが、ゲームとしての完成度は間違いなくピカイチです。それは保証します。

しかもBGMもとんでもなく良いです。

代が進むごとにどんどん便利になっていくモンハンシリーズですが、モンハンドスのような不便さまで含めてゲームを楽しみたいものですね。

ではでは。

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