枝と申します。
つい最近インターネットサーフィンによって見つけたR-18漫画「ふみちゃんの楽園」が非常に素敵な作品だったため、皆さんにご紹介させて頂きます。
なおR-18漫画なので、18歳未満の方は大人になってから購入してください。
目次
豊かな自然とシズル感あるごはん
さとまる まみさんによる「ふみちゃんの楽園」、まずシンプルに絵が上手いです。
この作品は森に囲まれた日本の田舎を舞台にしているのですが、「人里からそう離れていない森林の開放感」みたいなのが上手く表現されています。そんな自然の中で伸び伸びと暮らすふみちゃんと類(るい)の日常を描いているのがこの作品って訳ですね。
また、食事のシーンが頻繁に登場するのですが、食べ物の描写にも全く抜かりがありません。というかこれだけでメインコンテンツ張れるレベルに気合入ってます。変に凝った料理という訳では無く日常的に食べるような家庭料理が多いのも生活感があって◎。
自然と飯の描写が良い漫画はエライということを、「ゴールデンカムイ」で野田サトルが証明していますが、この作品もその例に漏れないですね。
行為の「ゆるさ」に光る日常感
綺麗な絵なので忘れそうになりますが「ふみちゃんの楽園」はR-18本、つまりまごうこと無きSUKEBE BOOKなので、毎話二人の「行為」が描かれます。
ただ、その質感というか温度感というかが大げさすぎず、「綺麗だな」とか「好意のある人間と共に過ごすって良い事だな」とか、そういう人間同士の触れあいによる温かさを感じる造りとなっているように感じました。
筆者はSUKEBE BOOKサブスクサービスのKomifloを登録していますが、ワニマガジン社の掲載作品はおりゃ!って感じになりがちなので(伝わってください)、ふみちゃんの楽園の良い意味での「ゆるさ」は非常に良いな~と思います。
服を脱がすというアクション一つにもお互いの信頼度と言うか、そんな一生懸命にならなくても良いだけの関係性が感じられるというか。
ふみちゃんも類も幸せになってくれーッ!!
そして最後に、登場人物二人がどちらも魅力的です。
行為のシーンにある程度のページ数を割く関係で、決して説明の多い作品では無いのですが、それでもメインヒロインのふみちゃんと、それを支える類の人間的な魅力がしっかりと伝わってきます。
ふみちゃんの飾らなさ・素直さ・素朴さは心にグッと来るものがありますし、類の器用さ・裏の無さ・いいヤツさにはふみちゃんを任せても良いなという安心感があります(何様)。
おわりに
という訳で今回は、R-18漫画「ふみちゃんの楽園」を皆さんにご紹介しました。
重厚なストーリーとシリアスな人間関係が~みたいな作品ではなく、綺麗な絵と緩やかな時の流れを感じるような作品なので、疲れたときなんかにサッと読むと心が洗われますよ。