にじさんじの「卒業式」はこのままで良いのか?

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photo of corona extra bottles on bucket

枝と申します。

今回は勇気ちひろさんの卒業に関する流れについて「センスね~~~」と思ってしまった為、何故そう思ったのか、自分の考えを言語化してまとめました。

何でも許せる人向けです。

事の起こり

事の起こりはにじさんじ一期生である勇気ちひろさんの卒業です。

2018年からにじさんじを支え続けてきた一期生の卒業者という事もあり、「ついに引退者が……;;」と切ない思いにはなりました。

爆速転生

で、転生先がこちら

元ENのMystaとかも先にガワあっての転生っぽさそうでしたし、引退と同時に転生先も用意しておくというのは今に始まった事では無いのでOKだと思います

御自身の生活もありますし、ファンからすれば活動してくれるという事実が嬉しいでしょうしね。

(意匠を寄せすぎな気はしますけど)

超絶ナンセンス!元同期による露骨な誘導!

で、問題はこれです。

一期生による転生先への露骨な誘導。

これね~~~~

マジでナンセンスだと思いました、流石に。

「Vtuberの中に人などいませんよ」という風潮

古くからVtuberシーンを追っている人であればあるほど、中の人に触れるのはNGという認識が強いと思います。葛葉はそにろじじゃないし、ふわっちはカフェインじゃないし、社長はタラチオじゃありません。

それくらいキャラと中の人は同一視されるべき存在なのがVtuberだと、我々のようなジジババは刷り込まれているからです。

また、一人のVtuberを産むには多くの人々によるたくさんの努力があるはずです。デザインもそう、Live 2Dもそう、設定一つ取ったってそう。絵師をママ、Live 2Dの作者をパパというのは、そうしたみんなの努力を表現した悪くない文化だと私は思っています。

そんな中で行われた、今回の爆速転生と露骨な誘導は、勇気ちひろというキャラクターを未来永劫活動停止にさせたうえで行うには余りにもセンスがないな~と思った訳ですね。

勇気ちひろを軽く見ている!とか、感動の門出にしろ!とか、転生先には触れるな!とか、そういう類の事を言うつもりは一切ありませんが、Vtuberシーンの最先端を切り開いた人が平然としてこれを行うのは、ちょっと流石になんだかなぁ……と思わざるを得ませんでした。

転生について触れるという行為

そんな考えが根付いているからこそ、転生について触れるのはアンチの仕業に近いという認識が未だにあるんですよね。

「お!元○○が転生して配信やってる!」と明言するのはやめましょうね〜という雰囲気がある文化だったわけです。

それを公式の人たちが言及しちゃってるというのも、今回強い違和感を持つことになった原因なのかもしれません。

ハニストのパトラ、ぶいあぱの小森めと

Vtuberというシーンの成熟は色んな所で見えますが、中でもとりわけ周防パトラの独立小森めとの移籍は業界を震わせる非常にスマートなアイデアでした。

ガワを変える必要もなく、Youtubeチャンネルもそのまま使えて、何よりも関係者と茶番じみたお別れ会をする必要もない。いいことづくめだと思います。

では何故、にじさんじから独立者や移籍者が出ないのか。

まぁ企業の仕組みとしてこれらが不可能なのでしょうね。

おわりに

「引退します!皆さよなら!
 あ、でももう転生先はあってこっちでやりますんで!宜しく!

 暗黙の了解として関係者には初対面っぽく振舞うね☆」

じゃなくて、

「にじさんじからは引退しますけど、引き続き勇気ちひろの応援よろしくです!」

という形を取ることは出来なかったのかな~と。私が言いたいのはそこに集約されます。「違う姿でまた巡り合えたね……」みたいなエモはこの時代に存在しません。それがあったのは葛葉とスタンミの会合辺りまでです。

もうちょっといい形で次のステップを踏み出す方法は無かったのかな~と思いつつ、ちーちゃん本人が年単位で考えた結果がこれなら最善の選択だったんだろうな~とも思いつつ。

何はともあれ、新たな環境でのご活躍をお祈りしております。

-にじさんじ統合

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