枝と申します。
時と場所は2021年10月21日のOculusストアにて、Quest2で遊べる「VR版バイオハザード4」の販売が開始されました。
あの名作がVRになるという事ですから非常に楽しみにしていたんですが、これが手放しに評価できるような神ゲーでした。
マジで面白過ぎます。
という訳で今回はVR版「バイオハザード4」のプレイレポートをしつつ、原作との違いや新しい魅力を紹介していきます。
目次
2分ちょっとで分かるVR版「バイオハザード4」
とりあえずプレイ動画がどんなもんか見てみたい方は、中野バーガーまでの道のりを簡単にまとめたこちらの動画をご覧ください。
結論から先に言うとVR版「バイオハザード4」は文句のつけようがない完璧なリメイクでした。
値段は3000円くらい、Steam版は無し。
VR版「バイオハザード4」はOculus quest2専用タイトルであり、値段は3000円ほど。
……ほんまにで3000円でええの?というクオリティですけどね。
また、Steam版に関しての報告は今の所何もありません。
とはいえQuest2でヌルヌル動きますのでSteam版の必要性はそんなに感じませんね。
中身はそのまま「バイオハザード4」
バイオ4がVRになると聞いて最初に想像していたのはアトラクション的なものだったんですが、実際のVR版バイオハザード4は完璧にまで「バイオハザード4」でした。
ララララララララ┗┏┗┏( ・´つ・`)┛┓┛ララララララララ┏┗┏( ・´つ・`)┛┓┛┓ララララララララ……でゲーム開始。「あーよっこらしょ」という空耳を聞きつつムービーエンド。カラスを撃ちつつ民家に入ると村人に襲われ、2階の窓からダイナミックお邪魔しました。そこから村に行くまでで「おっぱいのペラペラソース」を聞きつつ犬を助け……
というあの「バイオハザード4」が全く変わらずそのまま展開されていきます。
名作ゲームに入り込むという全ゲーマーの夢をとてつもない完成度で実現してくれているんです。
メニュー、セーブ、全てが新鮮で楽しい
素晴らしい完成度で原作を再現していると言いましたが、VR版ならではの仕様というのも見逃すことはできません。
その最たる例がタイプライター。バイオハザードシリーズではお馴染みのセーブアイテムですよね。
VR版バイオハザード4では、なんと自分でキーをタイプしてセーブファイルに名前を打ち込むことが出来ます。
一見すると地味な要素だなと思えるかもしれませんが、実際やってみるとめちゃくちゃ楽しいです。打鍵音が気持ち良い。
他にもアタッシュケースの整理画面や宝石系の確認を始めとするメニュー画面が独自のUIに切り替わっています。
これらも「実際に手に取る」という感覚が強くなっているので新鮮ですよ。
戦闘はスピーディーに。しかしVRならではの緊張感が
次は戦闘回りについてです。
バイオハザードシリーズは4からTPSになり一気に変革が起こったというのは皆様もご存じですよね。
そんなバイオハザード4から生まれた「弱点に銃を撃ち体術を駆使して敵を倒す」という基本戦術はVR版においてもそのまま使えます。
というより、腕を突き出すだけでエイムができるという気軽さ、そして前後左右に同じ速度で平行移動できるというVRならではの特性ゆえ、戦闘はかなりスピーディーになっていますね。
少し前に出て敵の攻撃を誘発するといういつもの戦法に加えて、前後に高速移動しつつナイフで辻斬りをするというVR版でしかできない戦法も使えます。
全体的にスピーディーになった一方で、VR版だからこそ起こる緊張感ももちろん生まれました。
まずはリロードが全て「プレイヤーの」ハンドスキルに依存するという事です。
私は幸い別のVRFPSゲームでリロード慣れ(?)していたので問題ありませんでしたが、それでも村人が大量に襲ってきた場面でのリロードはかなり焦ります。VR版だと移動しながらリロードできるので、そこは原作より有利ですけどね。
また、死角からの攻撃がマジで死角からの攻撃になりました。
TPSだと背中越しで後ろに何かいるというのが分かりましたが、VR版だとそうした部分が一切分からないので定期的に後ろを振り返らなければいけないという恐怖感があります。
最初の村での戦闘とかめっちゃ怖いですよ!
VR版ならではの「悪い事」
普通に遊んでも十分楽しいVR版バイオハザード4ですが、折角なので普通じゃない遊び方もしてみましょう。
ということで乗せた動画は「片手でライフルを連射する」という動画です。
「スコープを覗かないで撃つ」というだけでも反則なんですが、さらにそれを「片手で撃ち高速でリロードする」という全てのセコいことをやっています。
VR版ではこういうズルいこともできますので、原作では使いにくかった武器が使いやすくなるなんてこともあるかもしれませんね。
グラフィックも申し分なし。
ここまで来るとかなり今さら感がありますが、バイオ4はVRになってグラフィックに関してもさらなる進化を遂げています。
若干棚が高かったり弾の箱がデカかったりはするものの、かつてPS2で見ていたグラフィックがそのままさらに解像度が上がった状態で目の前に広がってくれますよ。
ちなみにカットシーンやQTEはこのようにシアターモードで見ることになります。
ただボタンを連打するというだけでは無く、ジェスチャーを使った没入感の有るQTEがたくさん登場しますよ!
おわりに
という訳で今回はVR版「バイオハザード4」のプレイレポートをしつつ、原作との違いや新しい魅力を紹介しました。
VR版バイオハザード4は、PS2やゲームキューブでバイオハザード4をかなりやり込んだという人でも新鮮な気持ちでプレイできる素晴らしいリメイク作品ですよ!