ボーカルエディットの手順やらソフトやらについて【歌ってみた】

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皆さんこんにちは、枝と申します。

今回は、歌ってみた動画を上げる際に必要なボーカルエディットとかいう超苛烈にクッソめんどくさい作業についての考察・紹介を行っていきます。

ボーカルエディットは激猛烈にバカめんどくさい作業ですが、これを怠るとそれはそれはアレな出来上がりになってしまうという極めて重要な工程でもあります。

皆さんも腹を据えて一緒に頑張りましょうね。

ボーカルエディットって何?

unrecognizable male dj in headset working on desktop computer

ボーカルエディットとは、本格的なミックスの前に行う下処理の事を指します(※1)。

  • 音声データの整理
  • 音量差の調整
  • ピッチ補正
  • タイミング補正

この辺りがボーカルエディットの基本的な処理になりますね。

コンプレッサーやらEQ、リバーブをかける前にこの処理をしないと、不必要な音が鳴りまくるわ音量差があるからコンプが上手いことかからないわでなんか凄い感じになってしまいます。困りますね。

逆に言うと、録り音が完璧であればボーカルエディットの作業は音量の調整くらいで済みます。

歌の練習、しよう!!!

(※1)人によってはMIXも含めてボーカルエディットと認識していることがあります。

ボーカルエディットに使うソフト

Melodyne

それではボーカルエディットに使うプラグイン(ソフト)について見て行きましょう。

まず最初に登場するプラグインはメロダインです。有名どころすぎて知らないという人は地球上に存在しないでしょう。ユーザーが多く情報がたくさん集まっているのでトラブルシューティングがしやすいのも安心できるポイントの一つ。

エッセンシャル、アシスタント、エディター、スタジオの4グレードありますが、買うのはアシスタントがおすすめです。

というのは、一番安いエッセンシャルだとタイミングの補正ができないので、走ってたりもたついたりした部分の処理が非常にめんどくさくなってしまうからですね。

iZOTOPE RXシリーズ

続いてはiZOTOPEから出ているRXシリーズです。

エアコンのブーンという音や、リップノイズのチャピチャピした音なんかをこれでキレイにします。

これに関しては念のためというかお守りというかルーティンというか気持ちというか、そういうノリで使っても全然損が無いものですね。

ボーカルエディットの手順

録音データを合体させる

それでは具体的なボーカルエディットの手順(あくまで筆者が行っている物)についての解説です。

まずは録音したデータを自分の分かりやすいように整理しましょう。

オレンジ色のトラックがリードボーカルで、それを一つのトラックにまとめたものが下にあるピンク色のトラックです。宅録の環境によっては録音開始のボタンを押した音などが入っていることもありますので、歌に関係ない部分はガンガントリミングしながらデータを1つのトラックにまとめていきましょうね。

Aメロ、Bメロ、サビとセクションに分けて録音している方はそのままでも良いのですが、私はトラックごとにメロダインを立ち上げるのが面倒なので、基本的には

・リードトラック
・上ハモリトラック
・下ハモリトラック

くらいに分けてしまいますね。

ちなみにですが、かの赤ティン先生が言うには、歌の構成上明らかに歌詞が被る場所(GOOD LUCK MY WAYのラスサビみたいなとこ)以外で音声が被っているのは、伸ばし過ぎとかでボーカルとしてのミスらしいです。

歌の練習、しよう!(自戒)

RXでノイズを除去する

無声部分のいらない音などを消しつつデータをまとめられたら、次はRXシリーズでノイズの処理を行います。自分はリペアアシスタントではなくモジュールチェインの「Basic Voice Cleanup」を使う事が多いです。

これでも気になるリップノイズがある場合は録り音に問題があるのでなんか頑張ってください

オートメーションで音量差を調整する

ボーカルエディットで最もめんどくさい作業、オートメーションでの音量調整です。

「え?音量差を自動で調整してくれるWavesの名プラグイン、Vocal Riderをご存じない?w」

という声が聞こえてきそうですが、録り音に対してVocal Riderをぶっ指してもかなり不自然なフェーダーの挙動を始めるので実用レベルではありません(※2)。また、この状態でコンプレッサーをかけてもピーク時と平常時の差が大きすぎる為、うまくコンプがかかってくれません。(※3)

つまり、ここである程度音量差を整えないとVocal Riderはおろかコンプレッサーもかけられないということですね。ざまあみろ!

そんな感じでザッッッックリ調整したのが下のトラックです。今回はピークを-12dbまでに抑える感じでメーターとにらめっこしながらオートメーションを書きました。

ピョンピョン飛び出た部分がかなりマシになりましたよね。

ここをさらに詰める人はさらに詰めれば良いでしょうが、私は聴覚的に問題がないレベルにまで達してくれればそれで良いと思っています。

果てしなくめんどくさいし……

(※2)Vocal Riderはバスの最終段くらいに刺して平均を整える感覚で使っています。

(※3)ピークをコンコン潰す感じのコンプならまぁ……

メロダインでピッチ、タイミングの補正

次はみんな大好きメロダイン様のご登場

ズレたピッチやタイミングをちょこちょこと修正します。

当然の話として音程にはズレの無いほうが好ましい訳ですが、多少ピッチがヨレるのも味と言えば味ですし、完璧な音程を追い求めるあまり勢いや元気が失われては歌に面白みが欠けてしまいますし、何を優先するのかというのはボーカルのスタンスに依存すると私は思っています。

まぁなんにせよ、録り音が良ければそんなに手こずらない作業であることは間違いないです。

歌の練習、しよう!(再三)

ここまで来ればようやく、コンプレッサーやEQやリバーブを使った楽しいMIX作業が始められます。

まぁMIXはMIXで死ぬほど難解な為、なんかいい感じにがんばってください(難解だけにw)。

おわりに

という訳で今回はMIXを始めるまでに必要な工程であるボーカルエディットや、それに必要なソフトなどについて色々と書いてみました。

この作業は真痛烈にアホめんどくさい作業ですが、作品のクオリティに大きく影響を及ぼす非常に大事な作業です。

皆さんもぜひ丁寧なボーカルエディットを心掛けてみてくださいね。

あと歌の練習、しよう!!

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