枝と申します。
早速ですが皆さんは『Still Still Stellar』というアルバムをご存じでしょうか?
『Still Still Stellar』はホロライブ所属の星街すいせいによる初のフルアルバムで、様々なアーティストからの提供曲が入った非常に[とてつもなく{めちゃくちゃ(のっぴきならないほど)}]素晴らしい名盤なんですよね。
ちなみに私は居酒屋で聞いた紅蓮華の回数よりもたくさん聞いています。
そんな訳で今回は、そんな星街すいせいのアルバム『Still Still Stellar』の中でもお気に入りの曲を紹介していこうと思います。
目次
Stellar Stellar
私、イノタクさんが(月ノ)美兎ちゃんに提供した「アンチグラビティ・ガール」がすごく好きなんですよ。エモいんだけど、ちょっとおちゃらけた感じのサウンドをイノタクさんに出してもらいたくて、いろいろ要望を伝えさせていただきました。
https://natalie.mu/music/pp/hoshimachisuisei
一曲目からこれ出しちゃっていいの???と問わずにはいられないガチの名曲「Stellar Stellar」です。
とにかく音が分厚く壮大。そしてそんな中で歌われるすいちゃんの決意にあふれた歌詞は常人なら鳥肌不可避でしょう。
せっかくなので歌詞の好きなところを引用しようと思ったのですが、結果として全文引用する羽目になりそうだったので諦めました。
ちなみに私は生でこれ聞いたら確実に泣く自信があります(余りに良い曲を聴くと泣いてしまう持病がある為)。
NEXT COLOR PLANET
2年間頑張ってきて、曲も出せて、3Dのお披露目もできて、大きなライブにも出られて。そういう状況で迎えられた2周年って、私にとってはすごくいい節目で、一歩間違えたら満足して燃え尽き症候群になりそうだなと思ったんです。だから、自分を奮い立たせるためにも、リスナーの皆さんに今はまだ全然ゴールではないと示すためにも、そういうテーマの歌詞にしました。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1588346268436/?p=3
「NEXT COLOR PLANET」は歌詞にもあるようにちょっとcoolでpopなparty song。
スラップベースがめちゃくちゃ良いノリ出してます。
なんと歌詞を書くのは初挑戦だったようなのですが、繰り返し出てくる「明日」という言葉が前向きな気持ちにさせてくれる一曲でもありますね。
天球、彗星は夜を跨いで
2曲目として出すことにした時期って、いろいろと悩みもあって、くすぶっていた時期で。この曲を出してダメだったら、Vtuberをやめてもいいなくらいの気持ちだったんです。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1588346268436/?p=3
ギターの中で鳴り響くピアノがある種の儚さを生み出しているスタイリッシュな曲「天球、彗星は夜を跨いで」。
YOASOBI、ずとまよに通ずる現代の音楽シーンにおける流行りをしっかり抑えつつ、すいちゃんのクールな魅力が出ている作品です。
GHOST
『GHOST』は私たちVTuberを皮肉ったタイトルなんです。存在しているけど、存在していない。まるで幽霊みたいだなと。あとは、VTuberに対してネガティブな書き込みをSNSで見かけて、ムカついたこともあったんです。「それならあなたがVTuberやってみなよ!」って(笑)。そういう負の感情を歌詞にひっくるめて作った、大袈裟に言うと”世界の全てを憎んだ曲”です。
https://upstation-ntv.com/article/20210719Interview_suisei
言うまでもないガチ名曲(2回目)の「GHOST」。
この曲にもすいちゃん自身の想いがめちゃくちゃに込められているので、凄まじくこちらに語り掛けてくるものがあります。
ギターソロ前、「こんな僕の心まで馬鹿にしないで」の部分は、彼女に降りかかる悪意の痛みやそれに対して立ち向かう力強さが表現されており、叫ぶような歌い方も相まってなんかもう最高ですよね。
バイバイレイニー
サビの転調が凄く印象的な「バイバイレイニー」。
カッティングギターとオルガンの音、ローファイなシンセの音が非常~~~にオシャです。ハイカラです。クールです。
だからでしょうか、別れがテーマの曲なのに暗さや悲しさを感じる訳では無く、むしろどこかサッパリしているのは気のせいではないはず。
自分勝手Dazzling
神イントロ過ぎて笑ってしまいそうになる「自分勝手Dazzling」。
大人チックでジャジーなオケに対して、少女らしい精神的な幼さが見え隠れする歌詞のギャップがたまらんですね。
アウトロのメロディがどこか不安定なのもそうした部分を表現しているのかもしれません。
Bluerose
私が普段言わないような歌詞が盛り込まれているのをファンのみんなが見て、「Blueroseすいちゃん」「Blueroseでしか聴けないすいちゃん」みたいに喜んでもらえたのがうれしかったですね。
https://natalie.mu/music/pp/natsushirotakaaki02
「Bluerose」はこのアルバムの中でも一番女の子女の子してるかわいい一曲ですね。
彼女自身アイドルが好きということもあり、歌詞のイメージを崩すことなく可憐に歌い上げています。
また、サンプリングされている「おはまち~」なんかの声はいつぞやの過去配信からぶっこ抜いてきている物らしく、そうしたオフっぽい声がまた一つこの曲に可愛さを生み出しています。
すいちゃんは今日もかわいい!
comet
私の1stオリジナルソング…!!!!! 個人でやってた時に全部自分で頑張ってディレクションして制作した最高の一曲です…!!!!!
https://twitter.com/suisei_hosimati/status/1191339287964315648?s=20&t=SU0znP0-31uoV9d3EqZfcA
ぷちぷちしたキックや様々な音ネタが気持ち良いこの曲は「comet」。
ジャンルとしてはkawaii future bassに当たりましょうか。
kawaii future bassはエレクトロな音作りがメインである以上、そこに歌を上手くなじませるのは難しいんじゃないかなと個人的に思っているのですが、すいちゃんの声はオケに自然と溶け込んでいます。
すげ~(小並感)
Andromeda
「comet」とは打って変わって一気に世界観がfateみたいになる一曲、「Andromeda」。
ギターとストリングスの重厚なバッキングにすいちゃんの力強い歌声が加わり、一曲の満足度がとんでもないことになっています。BMTHにも一切負けてないですマジで。
Vtuberの曲(クソデカ主語)ってどうしても「嬉しい!楽しい!行くぞ!ついてこい!」みたいなアップテンポの曲が多いので、こういうどっしりした曲は珍しい印象を受けますね。
Je t'aime。
「Je t'aime。」はこれでジュテームと読みます。
この曲も大人チックハイカラ曲ですね。
すいちゃんは色んな雰囲気の曲を歌えるのがとても良い~
それと、こういう感じの曲が好きな人はNONA REEVESというバンドも絶対好きだと思うので時間が有ったら調べてみてください。
Starry Jet
私がこのアルバムの中でもめちゃくちゃに好きな一曲が「Starry Jet」。
MV上がってないのが不自然なレベルの超絶ゴキゲンな一曲です。
ポップスなんだけどファンクっぽい部分もあって、なのにキャピキャピした浮かれ感もあって。楽しい音楽に必要なすべての要素を備え持っている神曲だと私は信じています。
紙吹雪舞ってる中のアンコールとかで歌ってほしすぎる。
ちなみに作詞のこだまさおりさんはジョジョのOP「BLOODY STREAM」とかガルパンのOP「DreamRiser」とかも作詞してはります。めちゃくちゃ凄い人……
駆けろ
最後を飾る一曲は「ロキ」や「少女レイ」で有名なみきとP提供による「駆けろ」です。
ロキノン系の王道バンドサウンドが心地よい曲ですね。
ちなみに私はこの曲を3Dライブで初めて聞きめちゃくちゃにぶち上がった記憶があるので、もう今ではパブロフの犬のように脈拍が上がるようになっています。
もし私がぶっ倒れたらAEDを用意する前にこの曲を流して下さい。
おわりに
という訳で今回は、すいちゃんこと星街すいせいのアルバム『Still Still Stellar』を紹介しました。
一番最初に「お気に入りの曲を」って言ったのに全曲紹介しちゃっている辺りからも、このアルバムがどれだけ良い物なのかは明白かと思います。
この記事を見た皆さんはこれから毎日『Still Still Stellar』を聞きましょう。
ついでに育てている植物とか寝かせている状態のパン生地とかにも聞かせましょう。