ひたすら岩ちゃんがかっこよかった映画『空に住む』のネタバレ感想

投稿日:

枝と申します。

多部未華子や岩田剛典を主演に据え、10月23日に公開した映画『空に住む』。

今回はそんな『空に住む』のネタバレ感想を書いていきます。

ちなみに私はこの映画の事前知識が一切無い状態で観に行きましたので割と辛口な意見になっています。絶賛コメントでは無いので苦手な方はお気を付けくださいね。

先に言っておくと岩ちゃんは凄くかっこよかったです。とりあえずそれだけ先に言っておきます。

キャラクターの掘り下げが浅い

いきなりですが、全体の感想として各キャラクターの掘り下げが浅いように感じました。

まず多部未華子が演じる主人公の小早川直美。編集という職業についているからか難解で独特の言い回しを好みます。また自分を晒すことが苦手なせいで、悲しい時に泣くことができない事を悩むという一面も。そんな繊細な直美を主軸にストーリーが展開するんですが、直美の成長をメインストーリーとするには余りにも読解の余地が少ないのではないかなという印象でした。「親を一気に事故で失くした」という要素もあくまで物語の一要素に組み込まれているだけのような感じがしまして。感情移入も難しいし人となりを理解するのも難しい、なんとも分かりにくいキャラクターだったかな、と思います。

そんな直美をたぶらかすのが岩ちゃん演じる時戸森則。顔が良い。声が良い。……ただその他があんまり分からなかったんですよね。独特の感性を持つ彼にふりまわされつつも直美は惹かれていくってのが流れなんですが、なんせ掘り込みが浅い。ひたすらにゲスな面が見え続けるので「あ、あんなチャラい事言ってたけどほんとはいい人なんだ…(キュン」みたいなのが全然ありませんでした。

次は美村里江の演じる小早川明日子。主人公直美の叔母さんにあたります。Twitterの映像なんかを見ていますと重要なキャラのようにも思えるんですが、全体的に扱いが雑なんですよね。抱えた悩みっていうのが分かりやすく見える訳でも無ければ、誰かを救い誰かに救われるわけでもない。勝手に部屋に入ってこないで!って思春期の娘に怒られるだけの役割です。言ってしまえば。あとは猫の抱き方が下手。

すでに中々ボロカス言っている気もしますが次に行きましょう。「悩みを抱える3人の女性」の最後の一人、木下愛子についてです。演じるのは「ないものねだり」のPVで有名な岸井ゆきの。結婚式は近いけどお腹の子は旦那の子じゃない、といういかにも訳ありな設定を持つ彼女ですが、そこでドロドロした何かが展開されるわけではありません。というかその不倫要素について触れられることはほぼありません。その設定必要だった…?と問い返したくなりましたね。

そしてその他の人物たち。なんでこんな雑なまとめ方をしてるかというとそんなまとめ方で良いレベルの絡みしかないからです。ゴミ捨ての時にすれ違うだけのタワーコンシェルジュに心を開きかけるってどういう事?って話ですし、社長とか本当にセリフがほとんどないレベルですし。

そもそも主人公たちの掘り込みが浅いのでストーリーにも深みや奥行きが生まれなかったのではないかなぁと思ってしまうような感じの登場人物たちでしたね。

あと家にいる間ずっっっとワイン飲んでるのは何なんだ。

ストーリーの展開が急

さぁそんな登場人物が生み出すドラマこそ、この『空に住む』という映画な訳ですが。

展開が急な割にメッセージがめちゃくちゃ伝わりづらいです。抽象的で難解なセリフも多いですし、先ほど言ったように私たちがキャラクターに移入できる部分も少ないので、どこが大事でどこが大事でないのかを考えると相当部分がそんなに大事じゃないと言えてしまうのではないかなと。

例えば「長年連れ添っていた猫ちゃんの死」というのは確かに心がへし折れるような事案なのです。病んでしまうのも仕方ない。ですが、それが何故「時戸インタビュー本を作る決意」に繋がるのかが全然分からない。

観客の理解を超えた先に登場人物たちは存在するのです。

やはりそこは商業主義

まずメインキャラクターを演じるのはLDHの岩ちゃんですよね。そして原作者はLDHの小竹正人ですよね。そして主題歌の「空に住む ~Living in your sky~」の作詞者は同じく小竹正人で、歌っているのは岩ちゃんのいる三代目。

ズッブズブじゃねぇか!!

……まぁ『空に住む』の公式サイト見たらこれでもかというほど三代目の事書いてあるので、映画を見るまでもない事ではありましたけどね。

良い所も当然あります。

さてさてネタバレを含めつつ色々と感想を書きました。そんな上の部分だけ読んでいるとさも面白くない映画かのように思えてしまうかもしれません。

しかし当然素晴らしい点もありましたのでここで共有しておきます。

まずは多部未華子の疲れた大人の演技が非常に良かったです。多部未華子って今年31歳らしいんですよ。時空ねじれてますよね。私にとっては「山田太郎ものがたり」とか「デカワンコ」の印象が強いので、ちょっとドジな女の子役の印象がとても強かった。ところがこの『空に住む』においては疲れた28歳の役を演じています。これが非常に素晴らしい。ちょっと大げさかもしれませんが、彼女の新しい一面を知ることができました。

そして岩ちゃんの顔と声が良い。恥ずかしながら私EXILEとか三代目とか全然詳しくないので、岩ちゃんってもっとフレッシュな感じなのかなと思っていたんですよ。そしたらもっとこう、えっち妖艶でした。しかも劇場で聞くと声が良い。非常に良い。顔は言うまでも無く良い。

後は映像についてです。直美の住むタワーマンションが主な舞台となる映画ですので、ともすれば単調な映像になってしまう可能性もありますよね。ところがこの空に住むという作品は空間作りが非常にうまいので、狭く退屈な日常の映像になることなくドラマが展開していきます。

明と暗、静と動のメリハリなんかも素晴らしかったですね。時々差し込まれるホワイトノイズが直美の心の揺れを表しているようで感激しました。

おわりに

以上が映画『空に住む』のネタバレ感想でした。

三代目大好きな友達は「岩ちゃんがカッコイイことしか分からなかった」と言っていたので、案外感想なんてそんなもので良いのかもしれませんね。

岩ちゃんのファンの方は是非劇場に見に行くことをお勧めします。

-映画

Copyright© 枝の書き物 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.