就活終わった~!!
──余りの「終わった感」につい声が大きくなってしまいました、枝と申します。
就職活動。
それは宿題が残っている夏休み最終日の気分を数か月味わい続けるかのようなイベントでございまして、遊ぼうにも常に意識のどこかに引っ掛かりがあるのは非常に不愉快極まりない経験でした。
しかし!そんな地獄の日々もようやく終わりを迎えましたので、今回はそんなカスイベント就職活動を、色々自分なりに振り返ってみようと思います。
目次
就活って何?
まずそもそも就職活動って具体的に何するねんというお話からしていきましょう。
一般的な就活では①行きたい企業にエントリーシート(作文付きの履歴書みたいなやつ)を出し、②学力テストのような物を受け、③面接を受けるという流れを取ります。他に自己PRの動画を出す必要がある会社なんかもありました。
カレンダー的には4回生になる直前の3月から大企業のエントリーがスタート、5月に大企業の第2クールや中小企業の採用が始まるという感じの認識で良いと思います。会社によっては3回生の夏にインターンを募集し、冬には内定を出すなんて会社もある模様。
ただそれだけ聞くとバイトの面接とそう大差ないように思えますよね。
就活って何がしんどいの?
それではここから、就活の何がしんどいのかそれぞれの項目に分けて解説していきます。
就活やったことないよ!って人はこれを見てバイブスを高めておいてください。
エントリーシートがめんどくさい
まず最初に会社へ出さなければいけないエントリーシート(以下ES)が既にめんどくさいです。
多くのESでは、
・学生時代に取り組んだこと
・自己PR
・自分の長所、短所
・志望理由
・学業で取り組んだ内容
辺りのお題に対して400字程度で回答することが求められます。
しかし大学生なんて食うか寝るか遊ぶかしかしてないので、そうした中からどうにか上手い事取り繕った内容を書かなければいけません。
また、ESの書き方にはある程度のテンプレートがあるので文全体の構成を練る必要もあります。
一応普段から文章を書いている私ですらめんどくさかったので、普段まとまった文字数で何かを書いたりしない人にとってはこの時点で相当ダルいでしょう。
webテストがめんどくさい
ESの後、または同じタイミングで受けなければいけないwebテストが非常にめんどくさいです。
一口にウェブテストと言ってもGAB、玉手箱、CUBIC、TGWEBなど色んな種類がありまして、それぞれに問題の傾向があるので対策は必須なんですよね。
そんなウェブテストの中でも一番有名なのはSPI。
SPI自体はそんなに難しいテストじゃ無いのですが、それでもある程度勉強をしなければいけないので受ける時には心の準備が必要です。
ちなみに、そういったウェブテストの文章題は何故かヤフー知恵袋に全く同じ問題の答えが乗ってたりします。また、インターネットには性格診断の攻略法すらもが存在しています。
なんか色々と闇が垣間見えますよね。
面接がしんどい
そうした書類選考を通過した後に待ち受けるのが面接です。
面接では主にESの内容を深掘りされるので、色々と答えを考えておく必要がありますね。例えばESの「学生自体打ち込んだこと」という部分に飲食店でのアルバイトと書いたのなら、
・何故飲食店でバイトをしようと思ったのか
・何故その店だったのか
・その店で働いて何を得られたか
なんかが聞かれます。
また、枝が実際に聞かれた事としては
・最近気になっているニュース
・自分の長所と短所、そして短所をどう克服しているか
・失敗の体験とそのリカバリについて
・誰にも負けないという点
・入社してからどんな仕事に就きたいか
なんかがありました。そんなん知るかって話ですが……
そういった面接 a. k. a ESの深掘りを多くの企業では3回受ける必要があります。魔界村ですら2回クリアすればエンディングなのに!
しかも会社によっては「東京の本社で面接やるお^^」とか言い出すんですからもうたまったもんじゃありません。
そこまでして落ちる
何千字と書いたESを出し。
参考書を買ってテストを受け。
自費負担で東京まで面接に行き。
時間や労力を費やしに費やしても、全然普通に落ちます。
しかも合否は「yes」か「no」の2択なので、何故受からなかったのかであったり、改善するべき所の有無であったりというのは全く分かりません。聞けば教えてくれる企業もあるらしいですが、最近はそういった採用基準を明かさない企業の方が多いらしいです。
毎日毎日どうでもいい企業の募集メールが届く中、本命の会社からは「ご活躍をお祈り申し上げます」と書かれたメールが届く恐怖。
余りにもお祈りされ過ぎて「自分は社会に必要とされてないんだ……」と思い、病んでしまう人も多いみたいです。
ちなみに枝はへらへら生きているので大丈夫でした。
同じ作業を繰り返す
──というここまでの流れを20社か30社くらいで行います。
何故かって簡単には受からないから。
もちろんエントリーシートを出すだけで受かるような会社もありますが、そういった会社は離職率が高かったり福利厚生がまだ整備されていなかったりという可能性も高い印象です。
向こう数十年の人生を決める訳ですから、適当に就活して雑に入社するのは嫌ですよね。
就活生へのアドバイス
そんなめんどくさい就活なのですが、やってから初めて分かった事なんかもたくさんあります。
ここからはそうしたアドバイスを書き留めておきます。
ESはプロの人に見て貰おう
自分の力だけで最初に書いたESは、おおよそ通過できるような出来ではありません。なので大学の就職支援センターみたいなところで色々と添削して貰ったりしましょう。
話したエピソードから自己PRを一緒に考えてくれたりもしますからね。
尊大でいよう
お祈りメールが届いたときは、
「自分を採用しないなんて見る目の無い企業だ」
「受からなかったという事はその会社に入るべきじゃ無かったんだ」
「まぁ良い練習にはなったな」
くらいの気持ちで居るようにしましょう。
じゃないと先ほども書いたように自分はどこからも求められて無いんだ……というバッドに入ってしまいます。
息抜きをしよう
ESを出したりテストを受けたり、やることをやった後にはしっかり息抜きをしましょう。
自分を大事にするのは能力の一つですからね。
ご褒美が有れば人間は頑張れますし。
数撃ちゃ当たる戦法は大事
自分が行きたい企業に志望を出すというのはもちろんなのですが、それでもある程度は自分の興味から逸れたところにもエントリーしてみたほうが良いです。
持ち弾が少ないとやっぱり怖いですしね。
ESを大公開w
という訳でここからは、枝が実際に出して内定までたどり着いたESを公開します。
何かしらの参考にはなるかもしれません。
自己PRとして挙げる私の強みはフォロワーシップです。私は中学校や高校の部活、そして大学で入ったサークル活動の全てにおいて、副部長という補佐のポジションを担ってきました。副部長として運営を行う際心掛けていたのは、リーダーの出したアイデアを部員全体の意見と上手く擦り合わせ、現実的で具体的な方法に落とし込むという事です。リーダーのアイデアは目標に対しての最短距離であることが多く、実際に実行するのは難しいという場面が多くありました。そこで私はそのアイデアの核を理解した上で、全員が納得のいく方法になるような軌道修正に尽力しました。こうして培ってきた力は、アルバイトリーダーとして店長と話し合いをする上でも役立っています。目標を具体的な行動に置き換えることができれば、仕事に慣れていない後輩でも目標の達成に貢献してくれました。貴社ではそうしたフォロワーシップを活かして活躍したいと考えております。
自己PR
2019年の6月から食料品や音楽の紹介をメイントピックに据えたブログサイトの運営を始めました。設立当時はサイト運営に関する知識が全く無く、詳しい知人等も居ないゼロからの設立でした。そんな中で最初に行った事は「月に500円の広告収入を得る」という大きい目標を設定することです。この月500円というのはブログを始めたての自分にとっては雲の上にあるような目標でしたが、目標達成に必要な準備が何なのかを整理する良いきっかけとなりました。そうして見えてきた自分が行うべき事というのは、とにかく人の役に立つ記事を積み重ねるという根気強さを必要とする作業であり、ここで自分の粘り強さを発揮できたかと思っております。そうして「大目標を立てた後に今できる策を整理し丁寧な積み重ねを行う」という手順を踏み続けた結果、現在では月に1,5万円ほどの収益と30万件のプレビューを得ることができています。
学生時代に最も打ち込んだこと
私が希望する職場環境は、働く人全員がお互いの苦手分野をカバーしつつ協力し合うような環境です。私は今までの人生において、個人能力の高さよりも誰と誰がどう協力するべきかという事を俯瞰的に見てアルバイトや部活などに取り組んできました。仮に個人の能力がとても高い人が居たとしても、その人が活躍できる環境を作れなければ組織としての生産性は落ちてしまうと思います。また、一つの作業において秀でた才能を持っていても、他の誰かにできる業務が足を引っ張っていては非常に勿体ない結果となってしまいます。そこで私は、共に働く人達が自分の得意な分野で活躍することが出来るよう、全員がそれぞれの苦手分野をサポートし合うような職場を理想の環境としています。そうしたサポートの環境が整っていれば、組織全体としての生産性は向上し、仕事をする上での精神的なゆとりも生まれてくるはずです。
あなたにとっての希望の職場環境を教えてください。
おわりに
という訳で今回は就職活動の振り返り的なお話をしました。
過去に経験した人は「こんなんだったなぁ」と、これから経験する人は「こんなんなんだなぁ」と思って頂ければ幸いです。
未来の就活生、頑張れ~!