枝と申します。
2021年は12月27日、にじさんじ所属ライバーの来栖夏芽(@kurusu72me)がKADOKAWAMF文庫Jから作家デビューすることが告知されました。
これって超凄いことなんだぜ!!!
目次
ライバー兼小説家はいる
「小説書いてるVtuberなんかおるでしょ」というのはその通り。
Vtuber名義で出版された小説の一発目はこちらの方が達成しているようです。
他にも文章という観点で言うと家永むぎのnoteなんかは非常に高く評価されていますよね。
その論理的で生々しい文章の数々は一度見たら印象に残ることは請け合いです。
ほな今回のは何が凄いん?
ほな今回のは何が凄いんでしょうか?
自分が考える今回の重要な点は以下の通りです。
KADOKAWAと来栖夏芽個人の関係
今回のはコラボとかタイアップとかではなくライバーが個人単位で作家としてKADOKAWA文庫から出版するという流れです。
もちろん彼女は企業所属なので規約やら法律やら色々な点で大人が動いていることは間違いないでしょうが、それにしたって個人名義で出版するのは素晴らしいの一言。
「にじさんじに所属していてもKADOKAWAから小説が出せる」という実績は「Vtuberの創作における概念の壁」を取っ払ってくれたように思えます。
ライバーとして生み出した文学作品が一般に流通する
ライトノベルという媒体ではあるもののライバーとして書き上げた小説が名義もそのまま世に出るというのは非常に画期的なことです。
アニメとかでもまぁ無いですよね、登場人物名義で書かれた小説がそのまま世に流通することって。
「来栖夏芽」と言う一人格の創り上げた作品が世に出てくるってのは、バーチャルと現実の線引きを良い意味で曖昧にしていると言えるんですよ。
実在性が凄いんです、実在性が。
渋ハルのデカい看板にも同じような要素を感じ取れます。
関係性ヲタク大喜び
イラストを手掛ける泉彩は西園チグサのママであり、Amazon特典の巻羊はでびでび・でびるや語部紡のママであり、しぐれういはママどころか本人もVtuberであり……
という感じで、関連する絵師さん達もどこかしらかで点と点が確実につながっています。
こうした関係性なんか普通の作家さんからは見えない部分の一つなんじゃないでしょうか。
おわりに
という訳で今回は来栖夏芽作家デビューについて思う事を書きました。
何が良いって「ライバーがただの作家として作品を創り上げ、それが普通の本屋さんに並ぶ」ってことですよね。
にじさんじだからとかVtuberだからとか、そういった目の惹かれ方が薄まった先で作品が評価されるようになってこそ、Vtuberと現実の交わりがあると自分は思っています。
どうも上手く説明できないけど。
まぁなんにせよ、作家デビュー超おめでとうございます。