VAMPS版「GLAMOROUS SKY」のオケを作った話。

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枝と申します。

習作も兼ねてVAMPS版「Glamorous Sky」のオケを自作してみましたので、その覚え書き的なアレです。

歌枠やらで使いたい人は使用の条件をよく読んでから使ってくださいね。

リズムギター

これぞバッキング!って感じでルートを正確にさらっていくようなギターですね。弾く上でのめちゃむずポイントも特になし。Aメロのハーモニクスが隠し味って感じで好きですね。あんま上手くできてる気しないけど。

2番前のカッティングはアレンジです。ラルクのLinkっぽくて気に入ってます。

歪みはMS100BTに入ってるマーシャル1959のアンプシミュ。これがジャリッとしてるのに太い音で最近お気に入りなんですよね~。ノイズが多少乗るのはそういう味ということで一つ。範馬勇次郎も「毒を食え(意訳)」って言ってたしね。ノブは特に弄ってない(はず)です。

ギターはお馴染みのN4。平べっための音にしたかったので今回はリアPUで弾いてます。Bill lawrence L500の味わいが口いっぱいに広がって……おいしい!

んでそれをパンを左右に60振ってダブリング(後で知ったけどこういうギターのダブリングはLR100に振り切っていも良いらしい)。微妙~にフレーズが違いますけど弾いてることはほとんど一緒です。

Cakewalkでの音作り

うっすいリバーブだけバスのFXでかけてますが、それ以外の出来る限りのことはバストラックのプロチャンネルで完結させています。他のパートもそう。

何故ならそれ以外の所でもたくさん弄るとどこでどう音が変わってるのか分からなくなって自分の頭が終焉(おわ)るからです。

  • ゲーターでノイズを減らす
  • コンプレッサーで音をならす
  • EQでちょっとだけローミドルを持ち上げる
  • コンソールエミュでデジタルっぽさを減らす

だいたいこんな感じですね。リズムギターなのでコンプレッサーは強めにかけて起伏を少なめに、アタックをちょい遅めにすることで音を気持ち柔らかくしています(ホンマになってるかはよく分からんッ!)。コンプレッサー周りで参考にしたサイトはここ

EQもハイパス以外は気持ち程度の変化ですね。エフェクター内の音作りの時点でもうちょっと粘り気を作ればよかった気がしないでもありませんがボーカルも入るしちょっと薄味かな?くらいでちょうどよいでしょう。カキとかウニとかと一緒でもうちょっと食べたいかもって思わせるのが大事。知らんけど。

ちなみに今後出てくるものも含めて全てのEQは原則的にGainを±5の間でやりくりしています。よく分かってないのに調味料入れ過ぎたら良くないよね!ってだけの話なんですけどね。

最後は今回初めて使ってみているコンソールエミュレーターです。コンソールエミュレーターってのは簡単に言うとアナログっぽい暖かみを与えたりできるうっすい歪みみたいなもんっぽいです。詳しくはこのリンクで(メモ)。どうしてもアンプシミュ使ったりドラム音源を使ったりすると、音がクリア過ぎて痛い気もしますからこれで全体的に丸みと暖かみをひとつまみwて寸法。これは基本的に全てのバスとマスターのエフェクト欄の一番最後に刺すみたいな感じでよさそうです。サイトを見たところによると。

リードギター

リードギターはサビでなってるアレです。空間系でポワンポワンにしてるやつ。これをデカいホールで弾いたらありえないくらい気持ちよさそうですね。

音作りに関してはリズムギターと同じマーシャル1959をN4のフロントで弾いているというだけです。手抜きじゃないよ!そっちの方が馴染みが良いからだよ!

ただ間奏のギターソロだけVivieのIRENE66を使っています。ピックアップはセンター。

こいつは別名「アンプを殺すエフェクター」とも言われているくらいのものでして、いつどこでどんなギターでどんな曲を弾いてもわっかりやすい音が鳴るんですよね。IRENE様のお通りじゃゴラァ!みたいな。そんな唯我独尊感がちょうどギターソロには良いなと思い、セッティングを少しだけブーミーにして起用してみました。

それに加えて面白いなと思ってそのままにしてるのが、ディレイとリバーブのおかげでちょっとオルガンっぽい音になってるところです。エレハモのPOG2持ってたら確かに楽しいだろうなって思えましたね。(1年に1回くらいしか使わないだろうけど)

リードギターのパンは全て右に70振っています。

Cakewalkでの音作り

トラックのFXにディレイとリバーブさしてプロチャンネルでリズムギターと同じような処理施してコンソールエミュレーターで終わり!!(雑)

もちろんリードギターらしくハイミッドにかけては少し持ち上げていますが、別にそんな主張するようなリードギターじゃないしな~って思ってるのでおしとやかな程度に抑えています。

目指せ上品なリードギター。

ベース

基本はルート弾きなんですがところどころでえっちなスライドのフレーズがある非常に楽しいベース。とはいえ縁の下にいて貰いたいので考える所はたくさんありますね。

使用エフェクターはコンプレッサー、ベースドライバー、そしてマークベースのアンプシミュです。ハートキーかマークベースかでいっつも迷うんですけど、個人的にドライバーと合わせ技にしたとき使いやすいのはマークベースなんですよね。実機の色もかわいいし。

ここまで来て疑問に思った方もいるでしょう。何でDTM付属のアンシミュを使わないのかと。どうしてTH3を使わないのかと。

理由は簡単、自分がまだ使いこなせないからです。ギターアンプはなんか歪み過ぎたり歪まなさ過ぎたりするんですよね~~~。ベースのアンプはどっちもピックのアタック感が出せ無くて好きになれないし(ゴニョゴニョ)

使用ベースはフェンダーメキシコのジャズべ。3万だか4万だかの中古で買ったとは思えない良い音がすると思ってます。ただマジの欲を言えばalusonicが欲しいです。石油王の人は買ってください。あとドラゴンフライの666もください。あとスティングレイのステルスブラックとパドゥークのN4とSAITOのSSHのやつとかもほs

Cakewalk内での音作り

ベースの音作りもプロチャンネルくらいですね。

ゲーターでノイズ抑制、それをコンプで均す。EQで気持ち200Hzあたりをブーストして、逆に100Hzとかはカットしてバスドラムに譲ってあげます。最後にコンソールエミュレーターで仕上げ。って感じですね

もっと音の輪郭をハッキリさせるなら400~1000Hzのどっかをブーストすればいいんかもしれませんが「音楽は引き算」ってお師匠みたいな人が言ってたんで余り変に足し過ぎないようにしています。合わせた時のバランスもありますしね。 

まぁドラムが大変だったんでそれ以外はサクッと紹介しますよ~ん(^o^)

ドラム

いつもは叩いてみた動画から目コピすることの多い私でも簡単に耳コピできたシンプルなドラム。手数が特別多いわけでもありえんくらいややこしいフィルインを叩いてるわけでもありません。Glamorous Skyをカッコ良くしている要因は間違いなくこのドラムにあります。

特筆すべきはサビのキックパターン

この「ドッドタッドッドタ」っていう食ったリズムパターンが前のめりな感じを演出しててめちゃくちゃカッコいいんですよ。石鹸屋の「証のポータル」のサビ前みたいなアレです。めっちゃ好き。個人的な性癖。

……そんな耳コピの簡単さと比較して泣きそうになったのがミキシングなんですよね~~~(遠い目)

Addictive Drums 2のパラアウトという機能を使った以上少なくとも「キック」「スネア」「HH」「ハイタム」「ロータム」「フロアタム」「OH」という7個は最低限弄らんといかん訳ですので……

こいつはトラックのプロチャンネルで調整をしてからドラムのバスに送って最終的なまとめの調整という感じですね。使用プリセットはSonor Rock。

キック

まずはキックです。ビーターの「バチッ」って感じを出すのにそこそこ苦労しましたね。原曲はめちゃくちゃバスドラがバチバチしてるので。

コンプレッサーはアタックを遅めにしてヒット感を残すイメージ。EQではバスドラの本体部分である100Hzをブーストしてベースに200Hzを譲り渡します。あとは5kHzあたりを弄ってビーターのアタック部分を少し強めました。

キットピースではマイク位置をビーター側に-80まで寄せています。

追記

普通にスピーカーで流すと思ったよりバスドラが聞こえてこないので、フェーダーを+3くらいにしたうえでサチュレーションをかましEQでハイをブーストしました。

バスドラに関してはちょっと過剰かも?くらいがちょうどいい説ありますね。

スネア

お次はスネア~

デジタルの弊害かは分かりませんがどうもパキパキしすぎな音の気がしましたので、次の音に被らないようリリースを早めに設定したコンプでちょっとだけアタック感を弱めました。EQでは大胆にハイパスした後、太い音のコシを出すために300Hzあたりをブースト、逆に歌やギターと被る1000~2000Hzはカットします。

スネアこそ人の好みが出るよな~とは思いますが、そんなに弄れる知識と技術がある訳でもないので無難な感じに落ち着きましたね。

ハイハット

ハイハットの音デカすぎ!!!

フェーダーの数字0で使うと音デカすぎてお話にならなかった(笑)ので-18とかまで下げたうえ、EQでそこそこ存在感を削ってます。マジで音と存在感がデカすぎる。

んでパンを右に50。これは客席側から見た時にそんなもんかなーという感じだからですね。

タム

ハイパスしておしまい。

OH

Addictive Drums 2の弱点とも言われるのがこのOHです。

OHは吊り下げたマイクでドラム全体の音を録音したものの事を指すんですが、なんとAD2ではクラッシュシンバルが無条件でここに放り込まれてしまうんですよね。パラアウトしてるのに。

とはいえ特に弄るようなところもないかなと思ったので念の為のハイパスだけしておしまい。決して雑になってるとかでは無いです。断じて。

あ、あとはドラムのバスにうっすらリバーブとコンソールエミュレーターをかけてまとめました。これでドラム編おしまい。

マスターはそんなに弄ってないです

残すはマスターなんですが、これこそほとんど弄ってないです。

Boost11を薄く2個かけてるだけ。

どうせ歌と混ぜた時に多少マスタリングで変わるでしょうしね~ってのが難しい。

おわりに

という訳でなんやかんやと書きました「Glomarous Sky」のお話(という名の個人用メモ)でした。

次に何を作るか分かりませんがそこそこの経験値にはなったかな~とは思いますね。

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