「アンチ配信」というハイソサエティな概念

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枝と申します。

早速ですが、世の中にはアンチ配信という概念が存在しています。というか存在しようとしています。

具体的には白キごはんさんとぷぷりちゃんが一緒にやっていたり、大きな規模感で言うとすくすくピーナッツくん(ピーナッツくんが朝やってるNHKっぽい企画)の中で行われていたりするやつです。

これが個人的には非常に面白いものだと思っているんですよ。

何故かと言うと、配信者の面白さやリスナーのコメント力という単純な因子だけではなく、コミュニティ自体を包括するユーモアのセンスが如実に現れるからなんですよね。

バカだけでは決して完成しない強い双方向性

例えば。

「アンチ配信だから配信者を叩くようなコメントをしよう!」

となった時(なるな)、「氏ね」だの「カス」だのといった、何の品性もユーモアも感じられない朝青龍みたいなコメントで配信が埋まってしまうと、まぁ当然ながらその配信は面白くなくなりますよね。

エンタメ的に(重要!)配信者が傷つくようなコメントを送れるリスナーと、そのユーモアをしっかりと拾い上げてより面白くできる配信者。この両方が居て初めてアンチ配信が成り立つんです。

普段のプロレスよりもより踏み込んだパンチが出るからこそ、配信者もリスナーも真剣にやり取りをする。これってコミュニティとしての成熟、つまりお互いへの信頼が無いと到底成り立たないことですよね。

これがハイソサエティでなくして、一体なんだと言うのでしょうか。

おわりに

笑いを軸としたエンターテインメントと暴力というのはどうしても相容れぬ物ではありますが、それらが交わった時にしか生まれない輝きというのは確かに存在していると思います。

Vtuberという活動媒体の中で、このアンダーグラウンドな戦場が常にどこかで生まれてくれればと思います。

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