
枝と申します。
ワインの漫画「神の雫」を全巻読みました。美味しんぼとか将他の寿司的なグルメうんちく系漫画かと思っていたのですが、様子のおかしいイケメンが強烈だったのでほぼその感想です。
目次
ストーリーは完結せず!
「神の雫」は全44巻とまぁまぁのボリュームがありますが、この中でストーリーは完結せず「マリアージュ〜神の雫 最終章〜」という全26巻の続編に繋がります。残念ながらそっちはまだ読めておりません。
その為、神の雫を巡った勝負は完結せず、何なら正体不明の組織とか詳しい素性が不明のライバルが出てきて終わるので、この作品だけでは尻切れトンボも良いところであることについては抑えておいた方が良いでしょう。
ワインに詳しくなれる……とは思う
グルメ漫画たるものというワインに関するうんちくの面については流石に充実しており、産地や畑、生産手法の違いなど非常に細かく説明されています。が、何も知らない筆者からするとフランスの地名とか耳慣れない固有名詞が多すぎて身に付いた感じは全くしません。
強いて覚えたのはラベルの事を「エチケット」と呼ぶこと、あと「テロワール」という産地の特徴がワインに出ていると良いということくらいです(不勉強)。まったくの0からワインの勉強をしたい方は、もう少し入門書的な本を読んでからの方が良いでしょう。
遠峰一生とかいう味わい深いキャラクター

主人公の雫は朴念仁の犬、相棒のみやびちゃんは危機感薄めなちゃま好き、という感じでメインキャラにそこまでの深みや凄みは感じられなかったのですが、ライバルにあたる遠峰一生だけは1巻からずっと味がし続ける良いキャラでした。設定としてはイケメンで金持ちのワイン評論家と非の打ち所がないのですが、そのくせやってることがハチャメチャでウケるんですよね。
まず、事あるごとに女を抱きます。一流フレンチ会社の女社長(マキさん)や旅先で自分を助けてくれた女の子(ローラン)、そこそこガキの頃には初恋の人、無茶な願いを聞いてもらったスキューバのインストラクターなどなど、世界各地で多種多様な人を抱いてます。雫の相棒みやびちゃんにもそれとなくボディタッチしますし、自分がイケメンであることを理解し、それを利用するスケベ男であることは特徴の一つです。
スケベ男な一方、文字通りワインの為なら何でもする気狂いなのも印象深いです。
・寺で水を飲んでワインを飲んだという空想にふける
・タクラマカン砂漠に単身乗り込み生死の狭間を歩く
・遊園地の警備員を買収して終日遊具を眺める
・優秀な助手のために高級車を事故らせながら空港へ走る
・催眠術をかけてもらって幼児退行する
・ヤバい天候なのが明らかなのにマッターホルンに登って死にかける
・800種類以上のスパークリングワインを飲んでアル中でぶっ倒れる
・フルマラソンを2週間で7本とか走ろうとする
・海中で坐禅組んでデカい岩を抱える。
などなど、一部は普通にスーサイドの願望があるとしか思えないハチャメチャっぷりです。面白過ぎます。
また、ワインの事になると顔が紅潮して饒舌になったり、一口飲むと「おお、おぉ……」と感嘆を漏らすキモさも兼ね備えています。手塚部長的クールさとみなみけの保坂的キモさを兼ね備えており、ややキモさが上回っているので脳内cvは小野大輔でした。
残念ながら生い立ちの詳細も続編に持ち越しになっているため、その複雑な過去についてはまだ知らないのですが、ともかくコイツの存在が「神の雫」という作品を面白くしている事は間違いないと思います。
おわりに
という訳で今回は「神の雫」を全巻読んだ感想でした。
神の雫の感想というより遠峰一生の感想になってしまいましたが、このイケメンの奇行を観測する為だけでも漫画を買う元は取れると思います。タイミングを見て続編も買おうと思います。
