枝と申します。
この度、SSSS.GRIDMANを全話見ました。普通に2年前とかのアニメだと思ってたんですけど、なんと2018年(6年前)のアニメだそうですね。人類とはこうして総てを忘却してゆくのでしょう。
それでは以下感想です。
目次
日常の中に平然と潜む非日常
SSSS.GRIDMANという作品は、少しずつ「世界」の謎が明かされていくような作品なので、日常に潜む違和感や不思議は後々まで残されたまま、それなりに淡々と話が進んでいきます。
主人公は記憶喪失だし、ウツミはなんか最初から友達だし、スーツを着た不思議四人衆がカフェでたむろってるし。
しかし、そうした違和感も ”そういうもん” として、話は普通に進んでいきます。その点で言えば、立夏のお母さんは最後まで「世界の住人」として、不思議な光景をあまり気にすることなく日常を過ごしていたのが凄く印象的でした。
そんな作風故に、ふわっとした説明や描写で終わる部分も多いので、そこをどう嚙み砕くかが視聴者に託されているというようにも感じました。アンチ君は何故特殊な怪獣に育ったのか、とか。先住怪獣の少女アノシラスって結局どういう存在だったのか、とか。
TRIGGERらしいケレン味とフェチズム溢れる作画
グリッドマン、原作は円谷プロですが、アニメ制作はキルラキルやグレンラガンでお馴染みのTRIGGERです。
上記2作品に比べればかなり抑えられてはいますが、水着回の作画やら戦闘シーンの細かい間(ま)、ところどころ挟まるちょっとしたギャグテイストの動きなどにはTRIGGERの味がしっかりと出ておりました。
3Dで戦うグリッドマンも素敵でしたね。メカメカしいグリッドマン、かなり素敵です。
緑川光かっけ~、上田麗奈演技うめ~
個人的にこの作品を語る上で外せない二人の声優が、グリッドマン役の緑川光さんと新条アカネ役の上田麗奈さんです。
ハイパーエージェントとかいうカタカナ職業を務められる声優は緑川光くらいしかいないでしょうし、「皆から好かれているけど不安定で自分勝手な年頃の女の子」を演じる上田麗奈の演技には感動しました。
ゆうたの恋路に一応コメントはしてみるけど微妙に役立たないグリッドマンはかなり良かったです。いいやつなんだろうな~と思えて。
おわりに
という訳で今回は、SSSS.GRIDMANの感想についてのお話でした。
勧善懲悪ってわけでも無く、ヒーロー物(?)の中ではかなり全体の雰囲気が大事にされている作品でしたね。