枝と申します。
皆さんはミックススパイスである「マキシマム」、そして「黒瀬のスパイス」をご存じでしょうか。
これらはどちらもお肉屋さんの販売しているミックススパイスであり、だいたい何にかけても美味しくなるという卑怯な素晴らしい性質を持っています。
という訳で今回は、そんな「マキシマム」と「黒瀬のスパイス」の違いを比較してみた話です。
日常にスパイスを求めている方(直喩)はぜひご覧ください。
目次
マキシマムとは
マキシマムは宮崎県の食肉会社である「中村食肉」が販売する万能ミックススパイスです。
塩コショウに近い塩味とクミンやナツメグなどの香辛料がクセになるおいしさで、だいたい何にかけても美味しくなります。
食塩、胡麻、コンスターチ、野菜粉末、醤油、ナツメグ、パプリカ、カツオエキス、クミン、ローレル、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸化澱粉、[原材料の一部に大豆、小麦粉を含む]
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黒瀬のスパイスとは
続いては黒瀬のスパイス。これは福岡県北九州市の鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」が製造、販売しているミックススパイスですね。
コショウ、にんにく、醤油の「和」な味わいが素材の良さを引き出すのでだいたい何にかけても美味しくなります。
食塩、胡椒、醤油、レッドベルペッパー、ガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、オニオン粉末、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)
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マキシマムと黒瀬のスパイスを比較してみる
鶏肉で比較
百聞は一見に如かずと言いますし、実際にマキシマムと黒瀬のスパイスを比較してみました。
最初は鶏もも肉で比較。
マキシマムの方がハーブ感の強い見た目をしていますね。
食べて出た一つの結論として、鶏肉には黒瀬のスパイスがオススメです。
やはり鶏肉屋さんが作ったスパイスだけはあり鶏肉との相性が抜群に良い。ニンニクの旨味が強めなのでそれだけで米がどんどん食べられるような味付けになっています。日本人の精神に根付いた味ですね。知らんけど。
一方でマキシマムはハーブの主張と塩コショウのような塩味が強いので、マキシマム単体をかけて鶏肉を食べるというのは少し物足りないかなという感じです。ただ「バターレモンチキンソテー」のような複合料理を作るには絶対おすすめ。絶対旨いです。
牛肉で比較
次は牛肉での比較です。
アウトドアと言えば牛肉ですし、アウトドアスパイスの実力が真に試されますね。
という訳で焼き上がりがこちら。
今回は(この為だけに)サーロインをご用意しました。
期待の高まる牛肉での比較は、マキシマムに軍配が上がりました。
というのも、牛肉はやはり「肉の味」を楽しんでなんぼですので素材の味を上手く引き出すマキシマムはまさにうってつけという訳です。マキシマムが肉本来の味を邪魔せず、塩味がその風味を引き立たせる。みたいな。
一方で黒瀬のスパイスを牛肉に使った場合、なんだかお上品なステーキに仕上がりました。フライドガーリックのような香ばしい風味、そして醤油のコクが口の中に広がります。
後の細かな違い
残りの細かな違いとしては、マキシマムを使うと何でもマキシマムにできます。
「マキシマムステーキ」、「マキシマムレモンバターチキンソテー」、「マキシマムサニーサイドアップフライドエッグ」、などなど合法的に料理の名前をマキシマムにできるのはマキシマムだけです。マキシマムを使ってどんな料理でもマキシマムにしましょう。
続いて黒瀬のスパイスは容器が瓶なので殴ると痛いです。
もしキャンプでイノシシや不審者に襲われた際は護身用に使えるかもしれませんね。私は使いませんけど。
おわりに
という訳で今回は「マキシマム」と「黒瀬のスパイス」の違いを比較してみた話でした。
味の違いや得意なジャンルの違いは有れど、どちらも雑に振りかけて焼くだけで何でも美味しくなるチート調味料であることは間違いなさそうです。
皆さんも是非、お手元に一つずつ用意してみてくださいね。