
枝と申します。
前々から読もうと思っていたインベスターZがセールで安くなっていたので全巻読みました。以下感想です。
投資・金融資産の入門書たりえる
漫画「インベスターZ」は、学園の投資部に強制入会させられた中学1年生の主人公、財前孝史と共に、株式・FX・保険・不動産・金など、あらゆる金融資産の歴史や仕組み、王道ルールを学べるお金の教科書的漫画です。
あくまでも教科書「的」な漫画であり、儲けるにはこれをやろう!などの指南書ではない事をよく理解した上、全ての情報を鵜呑みにしないように読み進めるほうが良いとは思います。連載開始が2013年なので、あらゆるボラティリティの高い今の時代では通用しない話もありそうでしたので。
ただ、もちろん金融資産に対して何の知識もない人が導入として読むには凄く向いている本だと思いますので、「NISA?を買おうとしてるんですけど!」という微クジラックス状態の方は是非読んでみてください。
圧倒的不遜!キレ者主人公の快進撃が面白い
教科書的側面を除いた場合のこの漫画の面白いところは、何と言っても主人公の不遜さと勝負強さでしょう。百億以上の資産を運用する主人公の財前(13歳)ですが、年相応の謎の自信を所持しており、事あるごとにギャンブラーじみた人格が顔を出します。
実際、ストーリーの重要な勝負所では基本的に一か八かの博打を打っており、コンサバ(conservative、保守的)寄りの先輩からめっちゃ怒られることも日常茶飯事なのですが、読者からすれば生きるか死ぬかのヒリヒリした博打を見れるということでもあります。要するにカイジや金と銀じみた面白さがある感じです。
教科書として読む場合は「こういう凄まじいリターンを出す為の事をやると、凄まじいリスクが発生するんだな」と認識しておきましょう。現実が漫画のようにうまくいくとは限りませんゆえ……
名言も迷言もたっぷり
上記の通り教科書的なニュアンスとギャンブル漫画の面白さを併せ持つ♠漫画がインベスターZですが、投資にまつわる名言や登場人物の迷言が多い事も面白さの一つかなと思います。
中でもインターネットで有名なのが「せぇの……右肩上がり」でしょう。
出産を機に仕事を辞める事となり、以降はパートを転々とする苦しい生活を送っていた母・そしてその娘が、投資をきっかけに人生を好転させるという非常に良いストーリーの中で突如出現するコマがこの「右肩上がり」という儀式です。このコマだけ切り取って見るから面白可笑しいと思いそうになりますが、普通に全巻通しで読んでもこのコマだけは異質なので安心してください。
これに限らず、各話の最終ページを読むと「○○は△△だ!」という名言が出てくる→次の回でその説明が行われるという連載っぽい流れがあるので、お役立ち情報をさっさと集めたい人はこの辺をサクサク見て回るのも一つの手と言えるでしょう。
おわりに
という訳で今回は、金融資産について学べるのに迷言も多い漫画「インベスターZ」の感想でした。
先述した通り、資産運用に興味はあるけど何から調べれば良いのかさっぱり分からないという人にとっては凄く良い導入になる本ですので、漫画喫茶などで読んでみるのも良いと思います。ただ、再度言いますが全てこの本が正しいという事は無いのでそれだけ気を付けてください。
フルレバでFXやるとかね。正気の沙汰じゃないからね。


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