「命に嫌われている。」のフォントが変わったらエモさは消えてしまうのか。

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枝と申します。

早速ですが皆様は「命に嫌われている。」という曲をご存じでしょうか。

この曲は「今を生きる我々にとって命とは何か」という現実的な歌詞を叩きつける非常にシリアスな曲で、ドラマティックかつ静と動のハッキリした曲調も相まって大人気の一曲なんですよね。

それに加えてこの曲はMVが非常に特徴的。ボカロ曲と言えばカワイイキャラや綺麗なイメージイラストを起用する印象がありますけれど、全編モノクロで歌詞が流れてくるだけという硬派な作りをしています。

そんな「命に嫌われている。」という曲、もし文字のフォントが違えば曲全体の雰囲気も変わるのではないでしょうか。

という事で今回は「命に嫌われている。」のフォントを変えてみる記事です。

「命に嫌われている。」MVのフォント

まず「命に嫌われている。」MVのフォントを確認してみましょう。

調べてみるとMVで使われているのは「小塚明朝」だという結果が出てきました。「わ」のハネなんかが特徴的です。

つまり明朝体であれば元の雰囲気に近いものが出来上がるという事ですね。

フォントを変えてみる。

それでは先ほどの画像を土台に様々なフォントを試していきましょう。

はんなり明朝

まずは「はんなり明朝」というフォントを試してみます。

元のフォントよりも少し力強くなった印象はありますが、儚さや美しさはまだまだ残っていますね。

MS明朝などの明朝体であれば概ねこのような結果に落ち着きます。

メイリオ

次はゴシックフォントの代表格、「メイリオ」でMVを再現。

うーむ、駅の広告感が出たように思うのですが皆様はどうですか。

これは明朝体よりも視認性が高いゆえに広告感が出てしまっているのだと思われます。いまいち繊細さが無いので命に嫌われている。という曲のイメージとは少し遠いですね。

コーポレート・ロゴ(ラウンド)

次は個人的に好きなフォントである「コーポレート・ロゴ(ラウンド)」を起用。

かな文字のデザインは丸みを帯びているため、温かくて優しい雰囲気を与えたい場面で活用できます。

太いウェイトのフォントのため、インパクトを与えたい箇所で利用しやすいです。

全体的に直線と曲線のメリハリを意識したデザインで、モダンな印象を与えることができます。

公式サイト

という説明の通り、なぜかポップさが生まれてしまいました。なんか居酒屋で友達が言ってたことを文字として書き起こしといた感があります。

このフォントで歌詞の魅力を100%出すことは難しそうですね。

しねきゃぷしょん

かの有名なフリーフォント、「しねきゃぷしょん」。

確かにフォントの持ち味であるレトロさはひしひしと感じるのですが、これがMVの中で流れてきたらと考えるとちょっと違いますね。

なんかひとのときを想ってそうですね、しねきゃぷしょん。

アームドレモン

次は手書き風フォントの代表格である「アームドレモン」で書いてみました。

あー、ウチらズッ友だょって言ってそう。命というかしゅきぴに嫌われるのが嫌そう。ポエムぢゃん。マジウケる。

851チカラヨワク

YouTubeなどでおなじみ「851チカラヨワク」。

フォントのせいでバラエティーのテロップ感が凄いです。最初の「死にたいなんて言うなよ。」とか大泉洋か藤村Dが言ってそう

気の抜けた感じをしっかり表現できるのが凄いですこのフォント。

851チカラヅヨク

ヨワイのがダメならツヨイのにしてみましょう。「851チカラヅヨク」で勝負です。

これはもうなんか圧が凄い圧が

馬鹿げてるよなぁ!ってすごい声を荒げながら言ってそう。

源界明朝

最後はもはや説明不要、「源界明朝」を使ってMVを再現。

これはもうマジでめちゃくちゃ命に嫌われているんでしょうね。

声ガッスガスですよ多分。チェイサー無しのウィスキーストレートをガンガン行ってますよ多分。もう現実を見たくないくらいマジで萎えてそう。

文字通り心が限界を迎えてそうです。

おわりに

というように、フォントが変わるだけで非常に大きく印象が変わるという事が分かりましたね。

たかが文字、されど文字。フォントの持つ力は計り知れません。

皆様も伝えたい内容や意図に応じて適切なフォントを使い分けましょう。

おまけ

じゃあ逆に「命に嫌われている。」に近いデザインにすれば、どんな曲のどんな歌詞でもシリアスでメッセージ性が高まるのではないでしょうか。

という訳で「ぽっぴっぽー」の歌詞をMVのデザインに沿って書いてみました。

歌詞が凄く心に染み入りますよね。この曲を聞いて涙を流す人すら生まれてもおかしくはありません。ライブバージョンなんて聞いた日にはもうバスタオル一枚びしょびしょになりそうな勢いです。

こちらは「もってけ!!セーラーふく」の歌詞を文字に起こしたもの。

「ぷ。」から尋常じゃない趣を感じますね。「ぷ。」という単語だけで宇宙の理すら表しているようにも感じられます。

やはりフォントの力は偉大。お分かりいただけましたね。

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