京都編終了のお知らせ

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2023年4月、私は幼稚園から十数年続いた学生という身分に、そして大学生として4年間暮らした京都に別れを告げ、日本の中心地である東京で労働という義務に勤しむこととなりました。慣れない革靴を履き、バッッッカみたいに山奥のキャンパスへと赴き、足が靴擦れで血まみれになった入学式がもう既に4年前という事実には驚きを隠せません。

右も左も意味不明な中ブログを開設してみたり、新歓で導かれるままサークルに入ってみたり、女の子と遊んでみたり、アルバイトを3つ掛け持ちしてみたり、スマブラで負けて酒を飲み過ぎて血を吐いてみたり、一人で日本の色んな所に行ってみたり、いつまで経ってもサービスが始まらないゲームを待ってみたり、歌の動画を投稿してみたり、女の子と遊んでみたり、この4年間で起こったこと、手に入れたものを全て話すのは、コロナという障害があったとしてもなお難しいほどです。独り暮らしゆえに多くの人間と関わる機会があり、そのおかげで広がった知見が今の私を形成してくれていると思うと、全ての選択に意味があった事を認識させられます。もし別の大学に入っていたら。もし別のサークルに入っていたら。もし別のアルバイト先だったら。そうした可能性に対してそれほど興味をそそられないというのも、自分の置かれていた環境がいかに心地の良いものだったのかということを表しているのでしょうね。

「大学生を京都で過ごす」という事の特別さについては、良くも悪くもインターネットで語られることの多い話題なのですが、大きな川のある町に住むというのは何とも言えない趣がありました。鴨川という川が京都に住んでいる人たち全員の共通認識にあり、それが一種の身内感を生んでいると言いますか。「京都の人間は排他的である」というのは流石に主語がデカすぎるので嘘松だと思っていますが、ある程度の内輪感というのはこうした所から滲み出ているのではないかと思います。そんな鴨川の活用手段として有名な鴨チル(鴨川で飲酒や談笑などをすること)は、非常にインスタントでコンビニエントなエモーショナルの接種方法であり、皆さんにも是非一度体験してほしいなと思いますね。川のせせらぎと人間の喧騒と広い広い空という組み合わせは何とも有機的で、人間が生まれついて持つ自然への賛美が引き起こされるような素敵体験です。また、川で酒を飲むことの何がエモじゃという思いを持ちつつ、川で酒を飲む行為に良さを見出すというのも人生を楽しむコツだと思います。客観性 is 大事。

あと京都には単純に良い飲食店がめちゃくちゃ多いです。トリビュートコーヒーと喫茶パーチは人生でも忘れる事の出来ない喫茶店なので皆さんも近くにお立ち寄りの際は是非行ってみてください。

人生を22年生きている感覚なんてほとんどありませんが、なんならこの後の人生の方が長いらしいので、長期的な目標(wikipediaに載ること、コミケに出ること)を達成できるような人生を送っていきたいものです。

インターネットの皆、これからもよろしくな。

-日記的な

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