枝と申します。
皆さんループ物はお好きですか?私は好きです。
というわけで今回は、アマゾンプライムにて無料で視聴できる『ハッピー・デス・デイ』の感想を書いていきたいと思います。
目次
あらすじ
主人公、女子大生のツリー(ジェシカ・ロース 『ラ・ラ・ランド』)は自己チューで、世界は自分ひとりのために回っていると思っている、高飛車でビッチなタイプ。誕生日の朝、たぶん泥酔した勢いついでに、「やらかして」しまったと思われる、男子寮に暮らす見知らぬ男のベッドでぼんやりと目を覚ます。だが彼女はすぐに今日は何かがいつもと違うことに気づき、また何もかもがすでに経験しているように感じるのだった。
本作は性格の悪いビッチな女子大生のありふれた学生生活の日常にある“殺される誕生日”をスリラーとユーモアたっぷりに描く。彼女を執拗に追う殺人鬼ベビー・マスクの正体を明らかにする恐怖のエンディングまで、爆笑と恐怖を何度も何度もループで繰り返す、まったく新しいコメディー感覚のホラー映画だ
公式HPより
ホラーといえどギャグテイスト
公式のあらすじにも書いてある通りこの映画はコメディータッチのホラー映画なので全く見疲れはしませんでした。ギャグパートとスリラーパートのメリハリがしっかりしているので、初心者にも自信をもっておススメできるB級ホラー映画です。
主人公のキャラが良い
主人公は性格の悪いビッチです。パリピでギャルで下品で好戦的。そんな主人公が「本当に自分を助けてくれる人間を見つける友情パート」「犯人を見つけるために様々な策略を練る努力パート」「そして経験が結果を生む勝利パート」を経験していきます。なので実質ジャンプ漫画です。
というか「不良の主人公が時間をループしながら真犯人を見つけてやっつける」ので実質バイツァダスト辺りのジョジョ4部です。
また、映画を通して主人公が更生していくのも見どころの一つ。気づいたら主人公を応援していること間違いなし。
ストーリーのまとまりが良い
あらすじは分かりやすく、登場人物が少ない(ループものの特徴)ため、内容の理解に苦しむことはありません。バイツァダストよりよっぽど分かりやすい。
伏線も分かりやすくその回収もしっかりしているので、モヤモヤ感は余りなかったですね。犯人の推測をしながら見ると吉。
ただラストシーン辺りで少しだけスピード感が無くなってしまったように感じたり、ループの回数制限のくだりが掘り下げられていないかなとは感じました。
話全体の締りはいいんですけどね。
個人的に良かったと感じた点
主人公がギャルで好戦的なので、死んだらすべてがリセットされることがわかって遊びに走ったり、殺される時も「あぁ。またアンタね。」みたいなスタンスだったりと全体的にノリが軽いのが良かったです。
あとコマンドーの例のシーンは全人類が好き(断言)なんですが「ハッピー・デス・デイ」にもそういうシーンがあります。
最終決戦前の準備パートが好きな人もぜひ見てください。
エロ、グロ、ビックリ要素について
まずグロは無しです!包丁に血がついている程度の描写はありますが人体破壊とか四肢欠損とかそのレベルのグロはありません。
エロもありません。期待すな。
ビックリ要素は一般的なサスペンスくらいですね。カメラがパンしたらデン!くらいの。
おわりに
ループものって最近増えつつあるジャンルだと思うんですけど登場人物が少なくて済んだり伏線を何回も視聴者に刻み込ますことができたり、結構理にかなっている気がするんですよね。
だからこそ細かい所を気にするとキリがないわけでもありますが。
そんな中でも「ハッピー・デス・デイ」は全体的にまとまった映画でした。アマゾンプライムで無料なのでぜひどうぞ。実質ジョジョ4部なので。