枝と申します。
今回はSONARの後身にして無料のDAWソフト、Cakewalk by BandlabにおいてAddictive Drums 2をパラアウトする方法について解説していきます。
目次
Addictive Drums 2のトラックを作る
まずはトラック欄内で「インストゥルメントの挿入」を行い、Addictive Drums 2のトラックを作ります。
今回は適当に8ビートも打ち込んでおきました。
Addictive Drums 2内でパラアウトの設定にする
ここからが設定の肝。
Addictive Drums 2の設定ウィンドウから下のフェーダーにあるボタンを押して「Separate Out」を選択してください。
Separate Outにもいくつか種類がありますが、これらは上から
- AD2のフェーダーの影響を受けないパラアウト
- AD2のフェーダーの影響を受けないがマスターにも出力してパラアウト
- AD2のフェーダーの影響を受けるパラアウト
- AD2のフェーダーの影響を受けマスターにも出力してパラアウト
というようになっています。
まぁ特にこだわりが無ければ一番上の「Separate Out [Pre Fader]」を選択すればよいと思いますよ。上手く設定できれば下のボタンがオレンジ色の矢印になっているはず。
これを全てのキットピース、そしてOHにて行います。
AD2の弱点として何故かシンバルのフェーダーが個別では存在せずOHで統括されているので、OHのパラアウトを忘れてしまうとシンバルの音がしなくなります。
あぁ無情。
必要な数のオーディオトラックを作り、インプットを設定する
先ほどの作業でAD2側は設定できました。次はそれぞれのパーツ分オーディオトラックを作っていきます。
- キック
- スネア
- ハイハット
- ハイタム
- ロータム
- フロアタム
- フロアタム2
- OH
これらが基本的なセットですので8つオーディオトラックを作れば基本的には大丈夫でしょう。サブキックとかややこしいことする人はサブキック用のトラックも作っておくようにしてください。
この時にオーディオトラックのインプットをそれぞれに対応したパーツに割り当ててくださいね。
キックだけのトラックなら「Kick 3 L」、スネアだけのトラックなら「Snare 4 R」というように。
波形プレビューをオンにしたりソロにしてみたりして、ちゃんとキックだけ、スネアだけが鳴るようになっていればパラアウトの設定は完了です。
お疲れさまでした。
おまけ:トラックテンプレートを残しておこう
ただ毎回毎回オーディオトラックを作るのも非常に面倒なので、自分の場合はパラアウトした8トラックと打ち込み用のトラックをフォルダに入れ、それをトラックテンプレートとして保存しています。
これで次回以降パラアウトの手順は「右クリック→トラックテンプレートから挿入」だけで済みますからね。
おわりに
以上、Cakewalk by BandlabにおいてAddictive Drums 2をパラアウトする方法について解説しました。
上記の動画なども非常に役立つので参考にしつつ色々な音作りをしてみてくださいね。
あとAddictive Drums 2を買うならCustomを強くおすすめします。
ドラム音源3種類好きなのを選べて10,000円前後なので!