枝と申します。
ようやく本格始動した"不可逆性SNSミステリー"こと『Project:;COLD』。
私はこの「現実(リアル)と仮想(バーチャル)の交錯」というコンセプトで一つ思うことがあります。
のでそれを書き記しておこうかなと。
目次
愉快犯が登場か。
この『Project:;COLD』はプロローグが終わりようやく物語が始まり出すという大事な時期なのですが……
知名度が上がったことによって今までに無かった問題も浮上してきました。それは
物語に関係してるっぽく作った偽のアカウント
が観測されるようになってきたことです。
偽Reaper現る。
ご覧頂きたいのは何回か前に紹介した「Reaper」というアカウント。
一見どちらも同じように見えますが、公式が用意したアカウントは上のアカウントです。
IDが一文字違いなだけでめちゃくちゃ分かりづらいですよね。
とにかく、誰かが故意に偽のアカウントを作ったという事には間違いありません。
null
次に触れたいのはMVの公開と同時に頭角を現したこの「null」というアカウント。
これもどうもファンがそれっぽく作ったアカウントっぽいんですよねぇ。
完全に皆が解き終わってからビルのQRコードの解法をツイートしてたりと、公式が扱っていると考えるには少し雑さが目立ちます。
これだけandroidから送信されてますし。
愉快犯が増えて困る事。
こういったアカウントが存在することで生じる障害。
それは情報を集める上でのノイズが増えるという事です。
今ですら
- どの情報が公式によるもので
- 何がヒントになって
- 誰がいつ言った言葉が重要なのか
分からないというのに。
獅子神レオナの配信を例とする「情報発生源の複雑化」に加え、この「模倣犯によるノイズの増加」というのは今後の考察をより煩雑にすることでしょう。
Trueエンドは存在するのか?
この物語は、作中の時間と現実世界の時間が
完全にリンクしており、
全てがリアルタイムに進行します。これは、あなたの人生において、
https://www.project-cold.net/about/
いまこの時しか体験できない一度限りの物語です。
というのが公式サイトの紹介。
ここで強調されているのは「リアルタイムで一度限りの物語だ」という事ですよね。
このプロジェクトでセーブやロードはできないんです。
だからこそ、
貴方が見たい本当の結末は、一体何ですか?
「彼女たちを死なせるな」というあのメッセージをもし皆が知らなければ?
本当にあなたは彼女たちを助けたいと思っているのでしょうか?
うら若き彼女たちが儚く散っていくのを良しとする人間は本当に居ないのでしょうか?
既に一つ救えなかった命が有るのに、残った彼女達だけを助けようだなんて図々しいとは思わないのでしょうか?
実際、ホームページのプロジェクト紹介の中で「彼女たちを助けてください」という直接的な指示は一切存在しません。
リアルタイムで、一度きり。
その条件付きに、我々はPルートもGルートも選べる「権利」を持っているのですよ。
おわりに
という事で『Project:;COLD』が我々に提示するテーマの裏側について書いてみました。
ようやくプロジェクトが始動して「よし、彼女達を助けるぞ!」となっている中でこんな話を書くのは一種の反逆に思えます。
しかし、そこまで含めてこの『Project:;COLD』は進んでいくのでは無いでしょうか。
そもそも公式が謎解きの妨害アカウントを用意しててもおかしくは無いですからね。
グッドも、バッドも、ビターも、トゥルーも、シークレットも。
物語のエンディングはあなた次第なのです。