皆さんこんにちは、枝と申します。
今回は凄まじいゲーミングモニターを手に入れたので皆様にご紹介。
20,000円以下の価格でキッチリ180Hzが出る「KOORUI 25E3A」についてお話していきます。
ちなみに安い方の25E3Aはスピーカー無しバージョン、ちょっと高い方の25E3Aはスピーカーありのバージョンみたいですね。
目次
そもそもKOORUIってどこの会社?やめとけって感じ?
KOORUIは中国に拠点を構える会社「HKC」のブランド名です。HKCは2001年に設立されてからディスプレイなどを制作している会社のようで、ちゃんとした公式ホームページも確認できました。以下ホームページより引用(原文は英語)。
HKC株式会社は、半導体ディスプレイ分野に特化した技術会社であり、半導体ディスプレイパネル及びその他の核心ディスプレイデバイス、インテリジェントディスプレイ端末の開発・製造を主な業務としています。20年以上ディスプレイ分野に注力し、半導体ディスプレイパネルからインテリジェントディスプレイ端末までの産業チェーンの統合を実現し、モノのインターネットなどの新産業との統合を積極的に模索している。
https://www.hkcglobal.net/about.html
異なる技術特性を持つ4つのG8.6 TFT-LCD高世代生産ラインと4つのディスプレイ端末生産基地により、HKCは現在、テレビ、モニター、ペン、タブレットコンピューター、携帯電話、自動車、産業制御など様々な応用シーンに対応するディスプレイパネルの量産を実現し、電子ペーパー、医療、屋外ディスプレイなど新たな応用分野を絶えず拡大している。シグマインテル・コンサルティングのデータによると、2023年の同社のLCD TVパネル出荷量は世界第3位、モニターパネル出荷量は世界第5位、スマートフォンパネル出荷量は世界第3位となっている。
また、HKCはかつてジャパンディスプレイと提携契約を交わしていたようです(リンク)。ジャパンディスプレイという会社は「ソニー・東芝・日立製作所の中小型液晶ディスプレイ事業を統合して発足」された会社。
これらを要約すると、「KOORUIは、それなりに実績もある日本のディスプレイメーカーと業務提携できるくらいにはちゃんとした中国のディスプレイ会社のブランドの一つ」ということになりますかね。
少なくとも令和最新版商法を使わなければならないような零細無名適当中華企業では無さそうな事がお分かりいただけるでしょうか。
KOORUIのモニター、とにかくアホほど安い
KOORUI最大の特徴はその異常なまでの安さです。
この商品は他だと25,000円くらいする商品のスペックを、その10,000円低い価格で提供しているんですよね。
セールとかよくわからないクーポン利用でこの値段なんじゃなくて、平常時からこの値段というのが凄まじいことです。ここまで安いと何か変な混ぜ物がされているんじゃないかと心配になってしまいますが……
KOORUI 25E3A、開封の義
という訳で早速購入したモニター、25E3Aを開封してみました。
梱包などは過去に買ったASUSの物と比べても遜色ない印象。ダンボールがベコベコじゃないだけでもかなり好印象です。付属しているマニュアルはKOORUI汎用マニュアルのようで、25E3Aの詳細が書いてあるわけではありませんでした。あと当然日本語は怪しいです。
入力ポートはHDMI端子が2つとDP端子が1つ。HDMI接続では144Hzまでしか出ないので、180Hzを出したい場合はDP端子に繋ぎましょう。
KOORUI 25E3Aの設定変更について(やや分かりにくい)
裏についているデカい電源ボタンはジョイスティック式となっており、これを上下に倒すことでモニターの設定を行う事ができます。初見だと分かりにくいですね。
幸いなことにスタンドが結構高いので、モニターを見ながらでも本体裏にある電源ボタンを触ることは容易です。
設定には色々とありますね。Adaptive-Syncのオンオフとか、応答時間の設定とか、輝度とか入力ソースの変更とか、基本的な設定は一通り揃っている感じです。
中でも応答時間の設定については、普通・早い・最も早いの三段階で設定できるのですが、普通から最も早いに変更してみたところ、ややにじみが少ないような気がしました。基本的には「最も早い」の設定で良い気がします。
こちらは画面中央に表示できる照準。ハ、ハードウェアチート……
25E3Aを買ってみた感想として
KOORUIのモニターを実際に買ってみた感想ですが、普通に凄い良い。それに尽きます。
やれインターネットではKOORUIは「怪しい」とか「買うな」とか言われておりますが、商品自体は間違いなく非常に良い造りをしていますよ。18,000円と言う値段で180Hz、応答速度1ms、VESA対応というとんでもない性能ですし、よっぽどモニターにうるさい人でなければ欠点を見つける事自体難しいと思います。
少なくとも筆者は、
・安い
・ちゃんと144Hz以上出ておりヌルヌル動く
・VESA対応である
・ちらつきやドット抜けが無い
という時点で、ASUSのVZ239から乗り換えたのは大正解だと思っております。耐久度がいかほどかという所は今後分かっていくことでしょう。
おわりに
という訳で今回は、amazonにて購入しましたゲーミングモニター、KOORUI 25E3Aについてご紹介しました。
インターネットはどうしても無名の中華メーカーに対して厳しい目を向けがちですが、この25E3Aという商品に関しては真っ当に優れた物であると、筆者は結論付けます。
144Hzの世界を体感したい方は是非買ってみてください。