
枝と申します。
アニメ「サマータイムレンダ」を全話視聴しました。ので感想です。
目次
伝記系サスペンス?→超能力バトル
このサマータイムレンダという作品、前情報全く無しで見ていたんですが、1話→25話で結構な方向性の転換があったように感じます。
序盤は「古くからこの島にある言い伝えが……」みたいなニュアンスで、怪異の正体は何なのか!一体何がこの島をこんなにしたのか!ってかしんちゃんは何故ループするのか!というような伝記系のサスペンス色が強い作品なんだな~と思って見ていました。特に序盤の「ふとしたきっかけで山奥に立ち入ったら即座に射殺されて次のループへ」って部分なんかはスピード感も相まって結構衝撃的でしたしね。
……とまぁそんな雰囲気で見ていると、影潮を味方にする辺りから影のコピー能力(と潮のハッキング能力)を如何に上手く使うかという超能力バトルに方向性がシフトします。やたら戦闘に便利な潮の髪の毛や "2秒ズレている" 龍之介君の目、そして「骸の鎧」の所有者であるシデ様などなど。。。
序盤のあの流れからガッツリフィジカル有利の戦闘系作品になるとは思っていなかったので、なんか流れ変わってきたな……という感覚はかなりありました。
バトル系になる文脈がイマイチ……
上記の「流れ変わったな……」という感覚、私はどちらかと言えばあんまり燃えなかったです。
というのも、影の戦闘能力がやたら高い理由についての説明が無かったんですよね。影はシャッターからの不意打ちで即座にコピー元を食えるのでそもそも戦いらしい戦いなんて起こらないでしょうし、ラスボスにしても「長生き」が当初の目的であって、強い敵と戦わないといけないような人生では無かったんじゃないかと思うんですよね。
なので、「骸の鎧」とかいう業を駆使したり、ハイネのズレた視点と抜群のコンビネーションを見せたりというシデの戦闘能力の高さにはあんまり納得感が無かったです。
看過できやんエセ関西弁
これは完全に自分が関西人なのが悪いんですが、最後まで非ネイティブの喋る関西弁(和歌山弁)の違和感は拭いきれませんでした。花江夏樹含む声優陣が超頑張ってたのは重々承知なんですが……こればっかりはもう気になって気になって……
最近同じタイミングで見たあずまんが大王の大阪がほんまもんの関西弁を喋っていることに対してかなり感動を覚えるくらいにはサマータイムレンダの関西弁に苦しめられたことを記しておきます。誰も悪くないんですけどね……ホントに……
おわりに
という訳で今回はサマータイムレンダのアニメ全部見た話でした。
多分非関西弁話者が見ればシンプルに面白いSFループアニメとして楽しめるんじゃないかなと思うので、ぜひ見てみてください。絵はめっちゃ綺麗です。